◆女体をありがたがってほしい

黒跪:男性が嫌いというわけではないんです。ただ、SNSでは自分なりの美学や考え方を隠さず発信していて、いわゆるフェミニスト的な価値観に近い話をすることも多いですね。とはいえ、何でもかんでも敵味方に分けて、誰かを攻撃するようなスタンスはあまり好きではありません。
だから、共感してくれる人もいれば、合わないと感じて離れていく人もいる。結果的に、私のイベントに来てくださる方は、性別を問わず、相手への気遣いやリスペクトを持って接してくれる人が多いですね。
女性性を楽しんでもらうこと自体は全然いいと思っています。でも、一人の人間として尊重する気持ちは忘れないでいてほしい。リスペクトをもって女体をありがたがってほしいですよね(笑)。
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黒跪さんが人を魅了するのは、その美貌もさることながら、彼女の背骨にひとつの哲学が走っているからだろう。一言で言い尽くせない親子関係も、男性から受けた傷跡も、すべて血肉にして表現者として舞台に駆け上がる。
<取材・文/黒島暁生>
【黒島暁生】
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki

