◆夏の大作に向けた“谷間”のシーズン

「春は、コア視聴者層となる40代以上の男女が新年度で忙しくなる時期なので、視聴離脱が非常に多い。
そのため、キャストへのギャラや制作に掛かる予算が大幅にカットされており、いわゆる“谷間”のクールだったことも大きいでしょう。
現に、TBSは夏クールで『VIVANT』の続編を放送しますし、フジテレビも反町隆史さん主演で28年ぶりに『GTO』を復活させようとしている。
春ドラマの主演陣を見てみると実力派はそろっているものの、夏の大作と比べるとどうしても地味な印象は否めない」
各局としても春ドラマはそもそも勝負をかけていた枠ではなかったようだ。
ここまで春ドラマが振るわなかったさまざまな理由を振り返ってきたが、決してドラマ全体が沈んだわけではない――。
夏クールのテレビドラマには『VIVANT』(TBS系)や『GTO』(フジテレビ系)、『一次元の挿し木』(日本テレビ系)といった大作が控えており、ドラマ業界が再び盛り上がりを見せてくれるはずだ。
<取材・文/木田トウセイ>
【木田トウセイ】
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。

