◆■意外な“トラブル相手”は誰だったのか
今回の2つのエピソード、いずれも“招かれた側”が引き金でした。先の調査によれば、結婚式のトラブル相手として最も多かったのは、結婚式場・プランナーで42.4%。しかし、次点に大きく差を空けて続いたのは「相手側の家族・親族」でした。さらに自由回答には、「お互いに交際経験がある共通の友人を招待するかどうかで揉めた」「泥酔した参列者が他の参列者へ暴言を吐いた」「私の同性の友人が、旦那に生クリームを食べさせてもらっていて私が激怒した」――今回の2エピソードと驚くほど重なる事例が並んでいます。式場の手配や段取りより、招かれた側の振る舞いひとつが、当日を地獄に変えてしまうことのほうが、むしろ“あるある”なのかもしれません。◆■「その後の夫婦関係」はどうなったか
では、修羅場をくぐり抜けたカップルは、その後どうなったのでしょうか。同調査によれば、トラブル経験者のうち75.6%が「夫婦関係に変化はなかった」、13.4%は「むしろ関係が良くなった」と回答。一方で、9.6%が「悪くなった」、1.4%は「悪くなり、その後離婚した」とも答えています。同じ“事件”でも、笑い話に変わるか、長く尾を引く傷になるかは、時を経てどう振り返るかにかかっている――。ジューンブライドにあやかって6月に式を挙げるカップルが今も少なくない中で、覚えておきたい数字です。◆■それでも、当日を救うのは
結婚式は、新郎新婦だけのものではなく、その日に居合わせた全員でつくる時間です。グラスを傾けるその手が、誰かの人生をそっと祝う側にあるのか、それとも傷つける側に回ってしまうのか――。今回のエピソードが残しているのは、そんな、ちょっと立ち止まって考えたくなる小さな問いなのかもしれません。
【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

