◆投資のプロに教えを請うも…

「プロが教えてくれた銘柄を買うだけでしたが、これがおもしろいぐらいに当たるんです。1回目は半信半疑でしたが、2回、3回と利益が出て100万円ほどの利益が出たときは、完全に調子に乗っていましたね(笑)」
だが、当然ながら勝つときもあれば負けるときもある。
「4回目に勧められた銘柄は株価がなかなか上がらなくて、プロの方に『損切りしてください』と言われました。でも、素人だった私は『損をしたまま終われない』という気持ちが強くて、損切りに踏み切れなくて……。仕事にも支障をきたすようになり、心配した友人が私の代わりに株の売却ボタンをクリックしてくれました」
このときの負債額は120万円ほど。100万円の利益を出していたとはいえ、プロの顧問料を合わせると、30万円ほどマイナスとなった。
◆失敗して気付いた「人任せにしてはダメ」
人任せにするのもダメだと痛感した大塚さんは、2020年から投資の勉強を本格的にスタートさせる。「SNSやYouTubeで気になる投資をチェックして関連書籍を読み漁り、2020年の夏から信用取引を始めました。この投資に関しては、損はしていないけど、得もしていない状況ですが、続けることが勉強になると考えていまでも100万円ほど運用しています。
また、2022年から売りと買いの両方のポジションを持ち、適宜利食いをする波乗り投資法を始めました。最初の6か月は元金50万で利益は4.3万円(年利17%)でしたが、実際に運用してみたところ、考える時間が十分にあって損切りもしなくていいところが私にピッタリだなと思って。別の銘柄に切り換えて1年取引したところ、元金200万円で利益は91万円(年利45%)になりました」
不安な老後に備えて、これからも投資を続けていくという大塚さん。知り合いに投資の相談をされたときは、次のようにアドバイスをしているという。
「若い子には新NISAを勧めています。10年、20年と積み立てることができれば増えるので、貯金するなら投資に回したほうがいい。それに円だけで資産を持つのは怖いので、米ドル株を購入して、株だけでもドル建てしたらと伝えていますね」
【黒田知道】

