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「プレゼントありがとう。でも、もういらない」…年金月24万円・66歳女性“待望の初孫”に歓喜。服・おもちゃ・絵本…嫁に渡し続けた贈り物の「まさかの行き先」 【CFPの助言】

「プレゼントありがとう。でも、もういらない」…年金月24万円・66歳女性“待望の初孫”に歓喜。服・おもちゃ・絵本…嫁に渡し続けた贈り物の「まさかの行き先」 【CFPの助言】

初孫の誕生は、多くの祖父母にとって人生の大きな喜びです。「少しでも力になりたい」「喜ぶ顔が見たい」という思いから、つい財布の紐が緩んでしまう人も少なくありません。しかし、その善意が家計を圧迫したり、思わぬすれ違いを生んだりするケースがあります。今回は、トータルマネーコンサルタント・CFPの新井智美氏が、年金暮らしの祖母が孫へのプレゼントにお金を使い続けた結果、切ない現実を知ることになった事例を通して、シニア世代が陥りやすい「孫費用過多」のリスクと、無理のない関わり方について解説します。

「初孫が可愛くて仕方ない」66歳祖母の幸せな日々

神奈川県に住む山田順子さん(仮名・66歳)は、夫の浩一さん(仮名・68歳)と二人暮らしです。夫婦の収入は公的年金が月24万円ほど。住宅ローンは完済しており、預貯金も約1,800万円あります。

生活に困っているわけではありませんが、物価上昇や将来の医療・介護費用を考えると、それほど余裕があるとは言えません。

そんな順子さんにとって人生最大級の出来事が、車で30分ほどの場所に住む、長男の康太さん(35歳)夫婦に第一子の女の子が誕生したことでした。

「やっと、おばあちゃんになれた」――生まれたばかりの孫を抱いた瞬間、順子さんは涙が止まらず、それからというもの、頭の中は孫のことでいっぱいになりました。

会うたびに増えていくプレゼント

「孫のためなら何でもしてあげたい」。順子さんは、その気持ちを“贈り物”という形にして渡すようになります。

最初は出産祝いとして現金10万円。息子夫婦から相談を受ける前に「私が買ってあげたい」と、7万円ほどするベビーカー。その後も、ベビー服8,000円、おくるみ5,000円、絵本セット3,000円などを購入。

孫娘が6ヵ月になる頃には、ブランド物のベビー服や知育玩具なども次々購入。1歳の誕生日には3万円相当のおもちゃ。お宮参りやお食い初め、初節句、クリスマスなどの節目ごとに現金やプレゼントを贈っていました。

「この服を着たら、きっと可愛いだろうな」

そんなことを考えながら選ぶ時間そのものが、順子さんにとって大きな楽しみになっていたのです。気づけば、孫関連の支出は年間約50万円に達していました。

夫からは、「少しペースを落としたほうがいいんじゃないか」と言われましたが、「今しか着られない服もあるし、今しか遊べないおもちゃもある」と聞き入れません。預貯金が1,800万円あったことも安心材料でした。

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