「ブローカー戦略」で買えない優良物件を利益に変える
情報商人になるための、最も分かりやすい最初の一歩。それが、このブローカー戦略だ。情報収集を続けると、あなたは必ずこの壁にぶつかる。
「素晴らしい物件を見つけた! でも、自己資金が足りない……」「この物件は、私の属性では銀行融資が通らない……」
99%の人は、ここで「残念だ」と諦め、ページを閉じる。しかし、あなたは違う。投資家脳をインストールしたあなたは、こう考える。「私には買えない。だが、これを買える人間はどこかにいるはずだ。そして、その人にこの情報を届けられれば、それは価値になる」と。
「ブローカー戦略」を実現するための4ステップ
(1)「お宝情報」を定義する:あなたが見つけた物件の、何が「お宝」なのかを言語化する(例:担保価値が販売価格の1.2倍ある、ある銀行が特定の属性の人に融資を出す物件、など)。
(2)「買い手」を探す:SNS(Xなど)で「不動産投資家」と検索し、積極的に物件を探しているキーパーソンをリストアップする。地域の不動産投資家が集まる勉強会やオンラインコミュニティに参加し、「私は物件情報を探すのが得意です」と、自分の価値を先に提示しておく。
(3)「GIVE」でアプローチする:いきなり情報を売りつけようとしてはならない。「〇〇さんが探しているエリアで、こんな物件が出たのですが、ご興味ありますか?」と、まずは無償で価値を提供する。
(4)「仲介手数料」をもらう
◎厳守ルール
一つだけ、絶対に守らなければならないことがある。宅地建物取引業の資格を持っていない人は不動産取引の仲介業務をしてはならない、ということだ。
自分だけの「付加価値」を乗せて、ニッチ市場の“ハブ”になる
ブローカー戦略で経験を積んだあなたが次に目指すべきは、より専門性の高い、ニッチな市場の支配者になることだ。私の実体験でも話した、「転貸可能物件」の情報商人は、その最たる例である。
この戦略の神髄は、単に情報を見つけてくるだけではない。その情報に、あなただけの「付加価値」を乗せることにある。
物件情報だけを売るな。「この物件で民泊を始めるための運営ノウハウ(簡易マニュアル)」をセットにしろ。物件情報だけを売るな。「おすすめの運営代行業者や清掃業者のリスト」をセットにしろ。物件情報だけを売るな。「リアルな想定収支シミュレーション」をセットにしろ。
そうすることで、あなたは単なる情報屋から、事業者の成功をプロデュースする「コンサルタント」へと進化する。あなたの提供する価値は10倍になり、当然、得られる報酬も10倍になる。
これは、単なる情報提供ではない。あなたは、「場所(物件)」と「人(事業者)」と「ノウハウ(運営知識)」をつなぐ、生態系のハブになるのだ。このポジションを確立すれば、あなたはリスクゼロで、不動産が生み出す利益の一部を、継続的に享受し続けることができるのである。
