◆「三大欲求はお金に換えられる」という“哲学”
![[1億貯める]家計術](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/6/1782173738705_f05y8k919m.jpg?maxwidth=800)
「多い月で20万円は稼げますね。今は本業と副業の収入を合わせ計60万円ほどを投資に回してます。もちろんこの取材の謝礼も投資に回しますよ」
圧倒的な入金力を背景に分散投資で地盤を固め’22年からは先物取引で攻めの運用もスタート。現在の4億円に到達した。しかし、全てが順風満帆だったわけではない。独身時代、デートで1円単位の割り勘を求め、女性にドン引きされてきた山下さん。その価値観を唯一受け入れてくれたのが海外ルーツの妻だ。
「最近は水道光熱費節約のため、子どもと近所の公園の水場で体を洗うのが日課です。エアコンも使わない。猛暑日は図書館や商業施設に移動すれば、無料の涼がありますから」
ただ、さすがの妻も最近は少し冷ややかだという。
「僕は体調が悪くても病院には行かないんですが、同じく風邪をひいた子どもに薬を飲ませずにいたら妻に激怒され……反省しました(苦笑)」
◆山下さんの金銭感覚の源流は…
独特すぎる金銭感覚の源流は彼の両親の金融教育にある。「実家が裕福な家系で、私学に通わせてもらっていたんですが、弁当は週5で冷えきった硬いサツマイモ2本だけ。担任に虐待を心配されるレベルでした。貧しさを知ることでお金のありがたみを理解させようとしてたんでしょうね」
山下家の教えは、我が子へと受け継がれようとしている。
「子どもには、映画やドラマの“赤ちゃんモデル”をさせて月3万円ほど稼がせています。1歳でも時間をお金に換えられる。自立して生き抜く強さを覚えさせたいんです」
なぜこれだけの資産がありながら続けるのか。少しの間ののち、彼はこう答えた。
「楽しくないし、自分でもおかしいとわかっています。でも、やめられない。この生活そのものにゲーム性を感じてしまっているのかもしれません。目標は、資産20億円ですね」
この男のゲームに「クリア」はなさそうだ。
※2026年6月23・30日合併号より
取材・文/週刊SPA!編集部
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