◆過去最高の景色へ向け、悔いのない試合に
守備においてもスウェーデンは連係や連動性に欠け、スペースを守るカバーリングが疎かになりやすい。どの試合でも似たようなことはいえるが、攻撃においては最終ラインからの縦パスとスペースの有効活用が鍵となる。スウェーデンの守備陣は縦パスに対して積極的に食いついてくるが、そのプレッシャーはそれほど厳しくない。また、縦パスで引き出された選手が空けたスペースに対するカバーリングが遅い特徴がある。つまり、チュニジア戦の1点目や3点目のような形での崩しはかなり有効となる。結論をいえば、チュニジア戦の戦い方を同クオリティで実行できれば負ける相手ではない。よって、コンディションに大きな影響が出ないのであれば、チュニジア戦と同じ先発メンバーが望ましい。それで早めに複数得点を奪って試合を決め、選手交代によって主軸の疲労軽減を狙う展開が理想的ではないだろうか。
優勝まではあと6試合。日本にとって過去最高の景色まではあと3試合。どの相手であっても圧倒して勝てる姿を見せて、本当の意味で日本サッカーをさらなる高みへと導いてほしい。
<TEXT/川原宏樹>
【川原宏樹】
スポーツライター。日本最大級だったサッカーの有料メディアを有するIT企業で、コンテンツ制作を行いスポーツ業界と関わり始める。そのなかで有名海外クラブとのビジネス立ち上げなどに関わる。その後サッカー専門誌「ストライカーDX」編集部を経て、独立。現在はサッカーを中心にスポーツコンテンツ制作に携わる

