
20~30歳代にとって、老後はピンとこないしあまりにも遠い世界線
Z世代(あるいはライフプラン3.0世代)において、まだ老後のことはピンとこないものです。今まで生きてきた時間(20~30年)と同じ年数を生きてもまだ65歳には届かないのですからイメージが湧かないのも当然です。
遠すぎる一方で、不安を感じている人も多いでしょう。公的年金は大丈夫なのか、「老後に2000万円」っていうけど本当に準備できるのかなど、ぼんやりとした不安を感じている人が多いようです。
私自身、20歳代の頃、たまたま年金や退職金に関わる仕事に就いたおかげで、将来についての知見を得ましたが、それは珍しいケースです。
現代は危機感を煽るショート動画などが将来の不安を感じさせるばかりなのも困りものです。不正確な情報も多く、私たちを混乱させます。
私が先ほど見た動画は「来年、国の年金は67歳受取開始になる!」と断言して十万回以上の再生回数を稼いでいましたが、投稿日は2年以上前のことでした。その予言は実現していませんが、十万人の心には「年金が下がる!」というイメージが植え付けられているはずです。
ほぼ確実に老後はやってくるし、ほぼ確実に公的年金は破綻しない

年金制度については古くは40年位前からずっと、「将来破綻する」と言われ続けています。そのほとんどが誤解やセールストークに基づくものでした。
少子高齢化は予想以上のペースでやってきましたが、年金制度もそれに合わせた改正を繰り返したことで、時代に合わせた制度として維持し続けています。年金制度は今後も破綻することはないでしょう(破綻すると断言する人も居続けるでしょう)。
「つぶれない年金制度」が、老後の日常生活費位を死ぬまでずっと支払ってくれる約束があれば、老後はそれほど怖いものではありません。実際、日常生活費のほとんどは、厚生年金と基礎年金(会社員がもらえる年金)でやりくりできています。
老後がピンとこないのは仕方ありませんが、ほとんどの人が老後を迎えます。確率的には95%位の人は65歳まで長生きします。「老後は来るけど、ちゃんと保険料を納めていれば、死ぬまで年金がもらえる」位には考えておきたいものです。
