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“平均年齢33歳の新人アイドル”モナキのメンバーが語った“セカンドチャンス”の覚悟「会社員に戻りたいとは思わない」

“平均年齢33歳の新人アイドル”モナキのメンバーが語った“セカンドチャンス”の覚悟「会社員に戻りたいとは思わない」

◆誰かの「明日生きる理由」になれた喜び

――デビューして2か月、今の時点でモナキに入って良かったと思えることはありますか。

おヨネ:地元の大阪に特典会やライブでお邪魔させていただいた時に両親が来てくれたり、大学ではアカペラサークルに所属していたので、当時の仲間が来てくれたりしたのが嬉しかったですね。一方、悔しかったこともあって、ヴォーカルレッスンの時、ハーモニーに対しての厳しい指摘を受けた時がありました。アカペラを4年間やっていたにもかかわらず、ハモりの面でグループを上達させることができなかったことに自責の念を感じました。同時にグループなんだし、自分だけが背負うものではないとも気づかされ、4人全員で試行錯誤しながら欠点を克服するきっかけになりました。

ケンケン:僕が芸能界に入るきっかけは「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」だったんですが、その最終審査のステージに立った時の景色が忘れられなかったんです。再びその景色を見たいと思って芸能界に飛び込んで、一度離れ、モナキとして戻った。そして(※7)4月8日のデビュー日に5000人が集まった会場を見た瞬間、自分が見たかった景色ってこれだったんだと実感できて嬉しかった。約1年半の準備期間中はお客さんと触れる場がなく、自分は一体何をしたいのかがわからなくなってきていたんです。あの景色を見たことで、自分の方向性は決まりました。

エッジな人々
じん:僕は身内に大病を患っている人がいて、入院中に「じん君の活躍をSNSやニュースで見ると元気をもらえる。だから自分も頑張れる」とメッセージをもらった時が嬉しかった。その人が次の日を迎えるための気力、エネルギーになりたい……それはミュージシャンを志した時から思っていたことだったんです。今、自分がやっと誰かの「明日生きる理由」になれている。エンターテインメントの力って偉大だなと感じました。

サカイJr.:(※8)モナカマからいただいた手紙に「ずっと部屋にこもりっきりだったのが、SNSでモナキを見て一回部屋を出てみようと思いました」「コンビニで買い物ができるようになりました」「一人で電車に乗って、帰ってくることができました」などと書かれていたことです。それまで果たして自分がモナキとして活動する意味があるのか、明確にわかっていなかった部分もあったんですけど、そうした人の背中を結果として押せたことが、人がワクワクしている顔を見たいと思っていた理想の自分に近づいているとわかって嬉しかったですね。

◆モナキとは……赤ちゃん、くせ者、変わり者、サーカス団

――前キャリアでの経験は豊富な4人ですが、モナキでの役割分担などはありますか?

おヨネ:ケンケンはエンタメ担当、じん君は芸能担当、Jr.君はビジネス担当ですね。

サカイJr.:ケンケンは(※9)TikTok動画でバズらせる感度が高いからエンタメ担当で、おヨネは歌唱担当。抜群に歌がうまいし、音感もあるから自主練する時とかはハモりのパートも全員分歌えるようにしてきてくれて、歌を合わせる時はつきっきりで教えてくれるんです。

おヨネ:Jr.君はスケジューリングとか決めなければいけないことを率先してやってくれます。でも最終的にはじん君の決定がそのまま僕らの意見になることが多い。じん君は人を納得させるのがうまい。だから、芸能担当!(笑)

サカイJr.:僕らはそれぞれの得意ジャンルが違う分、それぞれがお互いの頼れる存在になれる。それがモナキのいいところだと思います。

――「名もなき」から始まったモナキですが、1年半の準備期間、そしてデビューから2か月を経験した現時点で、モナキとは何者だと思っていますか。

おヨネ:赤ちゃんです♡

じん:くせ者。

ケンケン:変わり者!

サカイJr.:……サーカス団。

 強烈な個性を持った「名もなき男たち」は輝きを増している。

【Monaki】
約1000人が応募した’23年10月開催の「酒井一圭プロデュース セカンドチャンスオーディション」出身メンバーを中心に結成された、じん(39歳)、ケンケン(29歳)、サカイJr.(37歳)、おヨネ(28歳)による4人組グループ。8月には大阪、名古屋、東京でZeppツアーに挑戦する

(※1)純烈のLINE CUBE SHIBUYA公演
昨年11月26日、シークレット企画として純烈と共演し、スーパー・ササダンゴ・マシンの脚本で漫才を披露。その場でプロデューサーの酒井によって「モナキ」の名が初めて明かされた

(※2)建築士だった自分
千葉大学工学部大学院を首席で修了後、大手鉄道会社では一級建築士として駅舎や駅ビルの開発を担当。その後、東京建物に転職し、再開発事業に携わる

(※3)友井さんの焼き肉店
元・純烈メンバーの友井雄亮が脱退後、大阪・北新地で開業した「神威」。ケンケンは地元の福岡から大阪へ出てきたことがきっかけでこの店で働くことに

(※4)ジュウオウジャー
’16年2月より1年間テレビ朝日系で放送された『動物戦隊ジュウオウジャー』にジュウオウエレファント役で出演。じんも『烈車戦隊トッキュウジャー』出身

(※5)ラウンド
コンサート中、客席を練り歩きファンとスキンシップを図るのが純烈名物で、モナキもそれを継承する。リーダー酒井がプロレス好きであることから場外乱闘にヒントを得て生み出された

(※6)マネジャーの山本さん
山本浩光氏。純烈が下積み時代から苦楽を共にしてきた身長192㎝の名物マネジャー。一度は現場を離れながらも今度は「あいつらを育てたい」とモナキ専属マネジャーに名乗りを上げた

(※7)4月8日のデビュー日
池袋サンシャインシティ噴水広場におけるデビュー記念イベントは昼夜2500人ずつの観衆を集め、地下1階から3階までが埋め尽くされた

(※8)モナカマ
モナキのファンネーム。おヨネによる発案で、デビューイベントのステージ上で発表された。純烈がファンを「純子・烈男」と呼んでいるのに倣ったもの

(※9)TikTok動画
デビュー前から積極的に動画を公開し、334万人を超えるフォロワー数(6月3日現在)を誇るなどモナキを知る上での代表的な入り口(ツール)に

取材・文/鈴木健.txt 撮影/ヤナガワゴーッ!

―[インタビュー連載『エッジな人々』]―

【鈴木健.txt】
(すずきけん)――’66年、東京都葛飾区亀有出身。’88年9月~’09年9月までアルバイト時代から数え21年間、ベースボール・マガジン社に在籍し『週刊プロレス』編集次長及び同誌携帯サイト『週刊プロレスmobile』編集長を務める。退社後はフリー編集ライターとしてプロレスに限らず音楽、演劇、映画などで執筆。50団体以上のプロレス中継の実況・解説をする。酒井一圭とはマッスルのテレビ中継解説を務めたことから知り合い、マッスル休止後も出演舞台のレビューを執筆。今回のマッスル再開時にもコラムを寄稿している。Twitter@yaroutxt、facebook「Kensuzukitxt」 blog「KEN筆.txt」。著書『白と黒とハッピー~純烈物語』『純烈物語 20-21』が発売
配信元: 日刊SPA!

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