◆時価総額ランキング1位のキオクシア、これから買っても大丈夫!?
実際、キオクシア(東P・285A)は直近で株価10万円をつけるなど上昇しているが、氏にとっては売買の対象になるのだろうか?「半導体・AI関連銘柄はコロナ禍で世界的な半導体不足に陥ったあと、生成AIの登場で一気に様相が変わります。昨今ではAIデータセンターをどう整備するかというフェーズになっています。昨今の株価は大きく上昇してる一方で、四半期業績も大きく伸びている。そのため単純に割高化しているとは言い切れません。とはいえ、短期間で株価が大きく上昇しているのでチャート的な過熱感はかなり高いのが実情です。ただ、勢いがあるからといって何も考えずに買うのは危険です。適切なチャート分析を行い、どの価格帯に株価の節目があるのかを見るのが大切です」
「あくまで私の投資スタイルでみた場合には」と前置きしながら氏はポイントを指摘する。キオクシアの株価を見た時、11万円~12万円超えのゾーンと、一旦下がって調整する8万3000円台~10万円台、損切りの目安となる6万5000円~8万3000円台が目安になるとか。
「株価10万円を付けて以降も、さらに株価が伸びるならばAIメモリーの需要は継続し、半導体株全体の強さがあります。一方で株価は一本調子では上がり続けないのでチャート的にはどこかで下落して調整が入る。そのポイントが前回高値の8万3000円台です。これを下回ると半導体株全体が利益確定や需給の悪化になる可能性があります。8万3000円台を割り込むか維持するかが大事なポイントになります」
株価が8万3000円台を維持できるようならば押し目買いで上昇のチャンスあり。一方で8万3000円台~6万5000円台を下回る場合には損切りの対象になってくるという。株式投資を行う場合には高値を掴まないことが鉄則。急騰している株を取引する際には売買する株価がどの位置にあるかはしっかりチェックしたいところだ。
<構成/上野智(まてい社)>
※本記事は個人投資家の見解を紹介するものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。株価は市場環境や業績、需給などによって大きく変動する可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。
【結喜たろう】
個人投資家・一級建築士/工学修士 建築設計事務所勤務を経て独立。 空間建築デザイン業務と並行しながら、個別株を中心に資産運用を実践。不況により事業が厳しい状況に追い込まれる中、趣味で続けていた投資が経営の立て直しに大きく貢献し、億トレーダーの仲間入りを果たす。個人投資家グループや証券会社などからの講演依頼も多く、四半期成長率を重視した銘柄選定と、チャート分析に基づく論理的な売買手法に定評がある。著書『四半期成長率とチャート分析』(パンローリング社刊)は2024年ブルベア大賞を受賞。ラジオNIKKEI『きらめきの発想』準レギュラー。 パンローリング主催『ファクター分析投資スクール』担当講師。 X(旧Twitter):@tarouyuuki0322

