トラブルが起きた時は冷静に対応する
実際にトラブルになってしまった場合は、感情的にならず、次に示した手順で対応していくことが重要です。
①運営会社への連絡
フリマアプリなどを介している場合は、まず運営会社へ連絡します。
サービスを利用している以上、運営会社が定めている取引ルールが優先されます。利用規約に基づいて、支払い停止やエスクローサービスを使っている場合はお金が相手に渡らないように対策してもらうなど、法的手続きよりも早くかつ強力な対策を取ってもらえます。特にエスクロー機能がある場合は、早めに申告することが重要です。
②警察への相談
「商品が届かない」ことに対し、相手に最初から騙す意図があったと思われる場合は、詐欺に該当する可能性もあります。
その場合は取引履歴や振込記録などの証拠を整理した上で、警察へ相談することも選択肢になります。警察や運営会社と協力し、解決を目指すこともあります。
③内容証明郵便の送付
相手の住所が分かる場合は「支払いの催告」や「損害賠償請求」などの内容証明郵便を送る方法も有効です。正式な請求として通知し、相手にプレッシャーをかけることで解決につながるケースもあります。
SNSで相手を晒す行為には注意
注意してほしいのが、トラブル相手をSNSに晒す行為です。
一矢報いたくなる気持ちは理解できますが、「この人に騙された」「悪質出品者だ」などといった投稿をSNSにさらすことで、二次トラブルとして別の法律問題に発展するリスクがあり、自らの立場を不利にすることになりかねないのです。
たとえば「このアカウントで詐欺行為をされた」等と発信してしまうと、名誉毀損になるリスクがあります。法律上の「詐欺」は、刑法で厳密に構成要件が定義されており、一般的な感覚で「詐欺だ」と思っても、法律上は該当しないケースもあります。
そのため、SNSへの感情的な投稿が、逆に名誉毀損などの問題に発展してしまうリスクがあるのです。
そのような事態を回避するためにも、感情的にならずに冷静に証拠を集め、少額訴訟などの法的な手段を進めることが大切です。
