先端AIの登場で脅威論も
こうした傾向は、帝国データバンクが同年3月に実施した「生成AIに関する企業の動向調査」にも表れている。同調査でも、最も活用されている業務は「文章の作成・要約・校正」で45.1%に達した。一方で「企画立案時のアイデア出し」との回答も3番目に多く、全体の11%を占めている。「データの集計・分析」(7.4%)や「コード作成などのプログラミング支援」(5.9%)といった、より高度な専門業務への活用も増えている。帝国データバンクも、企業の生成AI活用について「文章作成中心の使い方に加え、専門業務への広がりも見られる」と分析する。
生成AI業界では、米アンソロピックが新型モデル「Claude Mythos(クロード・ミュトス)」を開発するなど、極めて高度なAIの登場が相次ぐ。システムの脆弱性を検知する性能の高さゆえに「Claude Mythos」への脅威論が浮上する一方、企業にとってはAIを活用しなければ国際競争に遅れを取り、サイバー攻撃にも対応できない時代になりつつある。企業のAI活用の幅が広がりを見せている背景には、こうしたビジネスリスクに対する強い危機感があると言えそうだ。
