◆佐野勇斗が“俳優として大ブレイク”する可能性

14日からはTBSの火曜ドラマ『君の好きは無敵』(午後10時)に出演する。松本若菜(42)が主演するラブコメで、相手役を務める。ほぼ同格の準主演だ。火曜ドラマへの出演は初めてとなる。
佐野は3本の主演作を含めて20本以上のドラマ出演歴があるが、「(火曜ドラマは)いつか挑戦してみたかった」(公式インタビュー)そうだ。『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(2025年)などクオリティの高い人気作が多いからだろう。成功すれば、俳優としても大ブレイクする可能性が高い。
演じるのは、ぬいぐるみなどを造型するキャラクターデザイナー。超絶かわいいキャラクターを追求している。佐野にとって初挑戦の役柄と作品側から説明されているが、キャラクターデザイナー役の経験がある俳優のほうが珍しい。
視聴者にとって見慣れない役柄。それらしく見せられるかどうか、佐野の演技力と表現力が試される。松本の演じる元コンサルティング会社社員と、ひょんなことから知り合い、2人で世界一のかわいいキャラづくりを目指す物語。しかし松本はかわいいとは無縁の人生を送ってきたので、前途多難だ。
俳優としての佐野の特徴はまずビジュアルの良さ。彫りの深い顔立ちとキリリと涼しげな目元、輪郭はシュッとしている。飛び抜けてハンサムだ。身長も1メートル80ある。美形男子が集まる「第25回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」(2012年)への出場を端緒に芸能界入りしたのもうなずける。
◆佐野勇斗が見せる“二枚目封印”の演技力
もっとも、並外れたハンサムは時に俳優として足枷となる。周囲の共演者から浮いてしまったり、現実離れしかねないからだ。田村正和さんも若いころは美形すぎて役柄が善玉に限られてしまった。当世のトップ俳優である堤真一(62)、堺雅人(52)、大森南朋(54)はカッコイイが、ハンサムとは言いがたい。佐野はそれをどう克服しているかというと、自分をあえて落としている。
パソコンオタクに扮したTBS『トリリオンゲーム』(2023年)では、おかっぱ頭に黒眼鏡で登場。ここまでは演出プランに従えばいいが、目は時におどおどして、動作はもたもたしていた。ハンサムをかなぐり捨て、「誰、この野暮ったい俳優?」のレベルにまで変身していた。
桜田ひより(23)とダブル主演した日本テレビ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』(2025年)では特殊詐欺の前歴のある誘拐犯役。根はいい奴だが、あくまでアウトロー。佐野は金色に染めた髪をだらしなく伸ばし、目付きをきつくして、さらにオーバーアクション気味に動くことで、不良の兄ちゃんに成りきった。

