今年の3月に早稲田大学を卒業したはましさん(22歳)が受けたのは、アーユルヴェーダの本格的な浄化療法「パンチャカルマ」。
一見すると怪しげだが、アーユルヴェーダは5000年の歴史を持つ予防医学で、世界保健機関(WHO)も認めるインド・スリランカ発祥の伝統医療である。

◆アメリカ留学で知った「アーユルヴェーダ」
はましさんがアーユルヴェーダを知ったのは、大学時代アメリカに留学中のこと。ヨガインストラクターの資格取得を目指し勉強するなかで、ヨガと深い関わりをもつアーユルヴェーダの魅力に惹かれていったという。「せっかくだからルーツであるインドで、しっかり学びたいなと思ったんです。帰国後すぐにインドへ渡って、北部にあるグルガオンという町の、アーユルヴェーダスパで3ヶ月間のインターンを経験しました。
お店で働いていた時、パウダーを使う施術(ウドワルタナ)で半年かけて13kgの減量に成功したお客さんがいたんです。その姿を見たら、アーユルヴェーダの効果って本当にあるんだなと衝撃を受けて」(はましさん、以下同)
しかし、スパでの仕事はマッサージが中心。本格的なデトックス療法を実践できる環境ではなかったと振り返るーー。大学卒業後、4月から1ヶ月間、アーユルヴェーダの代表的なデトックス療法「パンチャカルマ」を受けようと、インド南部のケララ州にある病院へ入院を決意した。
しかし、いくらインドとはいえ1ヶ月も入院したら相当な費用がかかるのでは?
◆猛暑の中での入院、停電に虫にヤモリに

入院した病院は、町の中にある小さな病院。現地の人が通う市民病院のような雰囲気だったという。
「病院はすこし薄暗くて、虫が多かったです。部屋の中にヤモリもたまに現れました。配線が壊れていたり、むき出しになっていたりするような箇所もあったので、日本人からしたらちょっと信じられない光景ではあったけど(笑)。毎日清掃が行われているから、ゴミやホコリはほとんどなくて思ってたよりも清潔でした。スタッフの方達はすれ違うと、いつもニコッと笑ってくれたので、明るい気持ちで過ごせましたね」

「その日にどんな治療をするか毎日話し合うんです。健康に対する不安や、どんなところを治したいのか聞かれて、大体の治療法や日数も考えます。前日に『明日の◯◯時にトリートメント室来てね』と言われて、その日に沿った治療をします。体調や結果次第でこの治療を続けようとか相談する感じ。たとえば生理の時は軽いマッサージのみにしようとか」

