今回は、新幹線内で迷惑なトラブルに遭遇しながらも、最後は思わずスカッとしたという2人のエピソードを紹介する。
◆窓に素足を乗せる男性…

「前に座っている人は中年の男性だったんですが、なんと靴も靴下も脱ぎ始めまして……。さらに素足を窓際のへりに堂々と乗せたんです。公共の場所ですし、スマホとか飲み物とかを置くようなところに素足を乗せるなんて信じられませんでした」
むき出しの足が視界に入り続けることにも嫌悪感を覚えたが、見知らぬ相手だけに注意する勇気はなかった。
「関わって揉めるのもイヤだったので、我慢するしかありませんでしたね……」
◆「窓を拭いていただけますか?」と注意された結果…
すると、新横浜駅を過ぎた頃、一組の若いカップルが“その席”へやってきた。そしてカップルの男性が近づき「すみません。その席、私たちの指定席なんですが……」と声をかけると、素足の男性は慌てて切符を確認した。どうやら、一列間違えて座っていたようだ。
間違いに気づいた素足の男性は、足を下ろしてそそくさと移動しようとしたところ、カップルの男性は「あと、足を乗せていた窓のところも、拭いていただけますか?」と丁寧な口調で言い放った。
「あ……いや、その……」と、言葉に詰まる男性。その様子をしばらく見ていたカップルの男性は、「もう大丈夫です。自分たちで拭きますから……」と言うと、男性がどいた瞬間、カップルの男性はウェットティッシュで窓のへりを丁寧に拭き始めたそうだ。
周囲の視線が集まるなか、素足の男性は荷物を抱え、恥ずかしそうに一列前の席へ移動した。
「強く注意したわけではないのに、すごく気まずそうにしていたんです。カップルの男性に思わず心で拍手を送ってしまいました。マナーが悪い人には、“ああいうかたち”で気づいてもらうのが一番いいですね」
高橋さんは、その様子を見て心の中が少しスカッとしたようだ。

