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新幹線で“窓に素足を乗せる”迷惑客…「窓を拭いていただけますか?」現れた男性のひと言に思わず拍手

新幹線で“窓に素足を乗せる”迷惑客…「窓を拭いていただけますか?」現れた男性のひと言に思わず拍手

◆「クリーニング代を払ってください」突然始まった理不尽な要求


 ある休日、妻と山寺に向かう途中だったという竹本賢太郎さん(仮名・50代)。八戸駅の待合室で、自販機で買ったホットコーヒーを誤って床へこぼしてしまったそうだ。

「すぐに駅員さんを呼んで、清掃員の方にも対応していただきました。待合室内には他にも人がいましたが、コーヒーが掛かった人はいないことを確認しました。新幹線へ乗り込んだんです」

 ところが、出発してから20分ほど経った頃のこと。なぜか乗客の顔を見ながら車内を歩いていた女性が、突然、竹本さん夫婦の前で立ち止まった。

「さっき、コーヒーこぼしましたよね。私の服に付いたので、クリーニング代払ってください」

 あまりに突然のことに、夫婦そろって言葉を失った。

「もしかしたら近くで見ていたのかもしれませんが、コーヒーがかかってしまった人がいなかったことは確認しましたし、その女性がいたかも覚えていません。妻は『周りには誰もいなかったでしょう』と女性に言ったんですが……」

◆「私はクリーニング歴40年です」と言ってくれた救世主

 竹本さんは、冷静に女性の洋服を見せてもらったそうだ。しかし、それは明らかにコーヒーによるシミではなかった。

「『これは違う』とすぐに思ったので、コーヒーのシミではないということを主張したんです。それでも女性は引き下がらず、座席へ身を乗り出して詰め寄ってきました」

 そして竹本さんが「車掌さん呼びますよ」と伝えた、その時だった。

 近くで話を聞いていた60代ほどの男性が席を立ち、「私にも服を見せてもらえますか」と言った。そして男性は、迷うことなく「これは、コーヒーのシミではありません。かなり前から付いていますよね」と伝えたのだ。

「何を根拠に言うんですか?」と言い返す女性。すると、その男性は笑いながら「私はクリーニング店を40年やっています。見ればわかります」と答えた。

 すると、女性は何も言えなくなり、そのまま車両を去っていったという。その後は“その男性”とも会話が弾み、楽しい旅行になったそうだ。

「まさか旅先で“あんなこと”が起きるとは思いませんでした。でも、助けてくれる人がいて心強かったですね。最後は胸がスカッとしました」

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
配信元: 日刊SPA!

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