
業界を引退し、結婚と出産を経た今だからこそ話せる“七海なな”のリアル。デビューのきっかけや、引退後の仕事、愛娘との日常、家族にまつわるウワサについてなど、これまで明かされていなかった真実を赤裸々に語ってくれた。
◆どうしたらキラキラした世界に携われるのかを考えて……

「私もまさか、あの過去が大々的に推されるなんて思ってもいなかったです(笑)。どこの塾なのか丸わかりの表記だったのでちょっと心配でしたが、塾側からは事実確認の連絡がきただけでしたね。モデルをやっていたのは本当のことだったので、特に問題なかったようです」
――どういう経緯でデビューすることになったのですか?
「高校卒業後に地元の長野県から上京予定だったのですが、その前にも土日にちょこちょこ東京に行っていたんです。そのタイミングで『芸能に興味はありませんか?』と街中で声を掛けられて。ふんわりした入りから、実はセクシー系という当時はよくある流れでした(笑)」
――セクシー女優という仕事に抵抗はなかったのでしょうか。
「もちろん悩みましたよ。ずっと芸能系の仕事をやってみたかったし、どうしたらキラキラした世界に携われるのかな?と、いつも考えていました。でも、その当時の私には知名度もなければ、お芝居の経験もない……芸能人になれるとはとても思えなかったんです。
そしたら『作品を芝居仕立てにして、映画の中に絡みのシーンが入るみたいなのはどうか?』と提案されたんですよ。その言葉通り、デビュー作はちゃんとドラマ仕立ての作品でした」
――それ、めちゃくちゃ珍しくないですか?一般的にデビュー作ってドキュメンタリー企画が多いような。
「そうらしいですね。でも、初めて台本を手にして初めて演技をして……ドラマ作品だったからこそ現場で1つのものを作り上げる楽しさに目覚めました。そのおかげなのか、初見の相手と行為をすることも嫌ではなかったんです。
私は実は、プライベートがものすごく真面目で、そういう経験に乏しくて……。本音を言えば撮影での行為は心と体を切り離してやらないと、背徳感と罪悪感に埋まってしまいそうな気がしていました。でも、なんだかんだ4年も続けられた。それは演技ができる喜びと、ファンの皆さんがイベントに会いに来てくれる喜びの方が強かったからなんですよね」
――でも、撮影を重ねていけばドラマもの以外も求められるようになっていきますよね?
「はい。企画ものが増えていくごとに葛藤はありました。でも、そこは『わからないなりに、いろんなことを学んでいこう!』と、考え方を切り替えています。ドラマものに出続けるための挑戦だとも思っていました」
◆「ファンに嘘をつきたくない」妊娠をわずか2週目で発表

「明確にはなかったかもしれません。もともとデビューしたメーカーからは『ずっといてくれてもいいし、いつ辞めてもいいよ』と言われていたんですよ。毎月のように『どうするかなぁ?』と思いながら積み重ねで続けていたせいか、長いこと現役でいたような気になっていました(笑)」
――その後も芸能活動を続行し、マルチな活躍をしています。2014年から番組終了まで『タモリ倶楽部』の空耳アワーのVTRにもよく出演していましたよね。
「同じ事務所の先輩俳優さんが出演していたので、そこから声をかけていただきました。毎回すごく楽しい撮影だったんですよ。VTRでは音声が使われないので、めちゃくちゃ賑やかな現場でした。でも、あのコーナーってどれだけ力を入れて撮っていても、オンエアされるのは5本のうち1本くらいだったんです。毎週放送時間になると『今日は出るのかな?』ってテレビに張り付いていました(笑)」

「私は発表するつもりだったんですよ。でも、周りから『それはエゴだよ』と止められたんです。エンタメとして夢を与える仕事である以上、発表することで自分が気持ち良くなるのは違うんじゃないか、と。それを聞いて『ファンからそんな風に思われる可能性もあるのか……』と、ビックリしました」
――妊娠のタイミングで発表した理由は?
「さすがに『もう、いいんじゃないですか?』って気持ちでしたね。音楽ライブやイベントがあるから、いずれはきっとわかってしまうだろうし、何よりもファンに嘘をつきたくなかった。エンタメ、いわばファンタジーの世界かもしれないけれど、私は私なりにファンとの絆を感じていましたから。結果、妊娠2週目で安定期にも入っていないのに言ってしまいました(笑)」
――ファンの皆さんの反応はどうでしたか?
「基本的にはみんなポジティブな意見でした。お祝いの言葉もたくさんいただきましたよ。生まれたのは女の子でした。産後1ヶ月でラジオやイベントの仕事に復帰したので、ファンの皆さんは首が据わってない頃から娘を見ているんですよ。今も親戚のように見守ってくれています」
――温かいファンばかりなのですね。
「今、娘は4歳になりました。イベントに連れて行くこともあるので、ファンの皆さんの顔と名前をかなり覚えているんです。『〇〇さん、こんにちわー』とか『こないだくれたイチゴおいしかったよー』とか、自分から話しかけたりしています(笑)」
――娘さん、神対応だ(笑)。
「ファンの皆さんから見ると、“リトルななちゃん”って感じかもしれません(笑)」

