実家売却と父の脳梗塞……極貧生活で一家共倒れにおびえる日々
2000万円もの老後資金を全額失ったことで、両親の生活は一変しました。両親は男性の実家でもある持ち家を売却。しかし、さらなる借金も発覚し、築古で極めて狭い賃貸アパートへの転居を余儀なくされました。
両親は「暖房費を節約するために冬場は電気毛布一つで過ごし、食事はもやしと豆腐が中心」という極貧生活を数年にわたって続けているのだとか。

精神的なストレスから父親は脳梗塞を患い、十分なリハビリ費用もないまま後遺症を抱えて寝たきりに近い状態に。現在は母親が必死に介護を続けているそうです。
今の一番の苦労は「父親の医療費と介護費用が全く捻出できないこと」だと明かす男性。自己負担分の医療費や介護サービス料を支払うことも難しく、滞納通知が届くたびに母親が泣き崩れていると言います。
とはいえ、男性や妹にも両親を援助する余裕はないとのこと。男性は、親の借金の督促がいつか自分たちのもとへ来るのではないか、と恐怖におびえる日々を過ごしています。
「いずれは両親とともに共倒れになるという危機感が常にあり、将来を考えることすら許されない閉塞感の中で、ただ今日を生き延びることに必死です」と男性。どん底の現状は今も続いています。
誰を憎めばいいのかわからない……残された激しい自責の念と絶望
事態が発覚した当初は、怒りで震えたという男性ですが、今残っているのは絶望感だけ。

両親が老後のために必死に貯めてきたお金が、一瞬にして消えてしまったという事実。男性は「なぜもっと早く止めることができなかったのか、なぜ父の様子がおかしいことに気づかなかったのか」という自責の念が消えないそうです。
誰を憎めばいいのかもわからず、ただ深いどん底に突き落とされたような感覚を味わっているという男性。事件を機に、家族の心もバラバラになり、かつての温かい家庭の雰囲気は完全に失われてしまいました。
現在は顔を合わせても互いに沈黙し合うだけ。男性は「心の傷は決して癒えることはありません」と悲痛な思いを吐露しました。
