3.浴室暖房を設置する費用
浴室暖房を後付けするときの費用は、本体と工事費用を合わせて9万〜26万円程度が目安です。
内訳を見てみましょう。
| 種類 | 費用目安 |
|---|---|
| 浴室暖房本体 | 5万~20万円 |
| 設置工事費用 | 4万~6万円 |
| 追加工事費用 | 1万~5万円 |
基本的には本体代と設置工事費のみで済みますが、天井の補強工事や回線の新設、換気ダクトの新設などが必要になると、追加費用がかかります。
【自宅の状態によっては浴室暖房が後付けできないこともある】浴室暖房は、すべての住宅で後付けできるわけではありません。
たとえば次のような場合、設置が難しいことがあります。
天井裏に設置スペースがない
天井裏の形状が複雑で機器を設置できない
浴室に換気扇が付いていない
電気容量や配線環境が不足している
ただし、実際に設置できるかどうかは、専門的な知識がなければ判断できません。
「我が家にも設置できるだろうか」と気になったら、まずはリフォーム会社に現地調査を依頼してみてください。
浴室や配線状況を確認してもらうことで、設置可否はもちろん、必要な工事内容や費用の目安についても説明を受けられます。
>>浴室乾燥機・暖房機は後付けできる?設置できない場合と費用を確認
4.電気式?ガス式?浴室暖房の選び方
浴室暖房には、大きく分けて「電気式」と「ガス式」の2種類あります。
どちらも浴室を暖めたり衣類を乾燥させたりする目的は同じですが、初期費用やランニングコスト、暖房・乾燥能力に違いがあります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| ガス式 |
暖房や乾燥が速い 光熱費を抑えやすい |
電気式より本体価格が高い 専用給湯器が必要になる場合がある |
| 電気式 |
ガス式より初期費用が安い 温度調節がしやすい |
衣類乾燥に時間がかかる 光熱費が高くなりやすい |
4-1.光熱費を抑えたいなら【ガス式】がおすすめ
長期的なランニングコストを抑えたい方や、衣類乾燥機能を頻繁に使いたい方には、ガス式がおすすめです。
ガス代の目安は、以下のとおりです。
| ガス代の目安 | |
|---|---|
| 浴室暖房(6分運転) | 約8円 |
| 衣類乾燥(1回あたり) | 約100円 |
※導入する機種・契約するガス会社・お風呂場の広さ・外気温などの条件により費用は変動します。
ガス式は電気式よりパワーがあるため、暖房や衣類乾燥にかかる時間が短く、光熱費を抑えやすいのが特徴です。
6分程度の暖房運転でも、十分に浴室を暖められるでしょう。
ただし、ガス式は本体価格が電気式より高く、場合によっては専用の給湯器や温水配管が必要になるため、工事費用も高くなる傾向があります。
そのため、できるだけ初期費用を抑えたい方には不向きです。
【ガス式が向いている人】
冬場に毎日浴室暖房を使いたい
衣類乾燥機を頻繁に使いたい
ガス温水式の設備が備わっている
ランニングコストをできるだけ抑えたい
4-2.初期費用を抑えたいなら【電気式】がおすすめ
初期費用をできるだけ抑えたい人には、電気式がおすすめです。
電気式は温水配管の新設が不要なシンプル構造なため、工事費用も抑えられます。
また、設置工事自体も比較的簡単なので、戸建て住宅だけでなく、マンションにも設置しやすい点がメリットです。
ただし、電源容量が不足している場合は、分電盤から新たに配線を引いたり、契約アンペア数を見直したりする工事や手続きが必要になります。
【電気式が向いている人】
初期費用を抑えたい
マンションに住んでいる
大がかりな工事を避けたい
【設置方法も3種類ある】浴室暖房は熱源だけでなく、設置方法にも違いがあります。
| 特徴 | |
|---|---|
| 天井設置 |
浴室の天井に直接取り付けるタイプ 天井裏に十分なスペースがない場合でも取り付け可能 圧迫感が出やすい |
| 天井埋め込み |
浴室の天井に埋め込むタイプ 薄型で見た目がすっきりしている 天井裏にスペースが必要 |
| 壁面設置 |
浴室の壁面に設置するタイプ 比較的後付けしやすい 屋外に面した壁が必要(マンションでは要注意) |
このように浴室暖房にはいろいろな種類がありますが、実際には住宅の設備状況によって選べる製品や工事内容が変わります。
後悔のないリフォームにするためにも、まずはリフォーム会社に現地調査を依頼して、アドバイスを受けながら方法を検討しましょう。

