◆美容整形からマンジャロ販売へ…番組が招いた大炎上の経緯

MCを務める投資家の男性が本クリニックへ出資し、オフィシャルアンバサダーには審査員キャバ嬢の1人が抜擢。「これを機に志望者も、視聴者も美しい体型を目指してほしい」といった見事なまでのプロモーションだが、のちに薬事法違反や投薬の危険性から大炎上することとなる。
批判が殺到しただけではなく、東京都薬務課公式Xアカウントが「医薬品であるマンジャロを販売することは薬事法違反に該当する。直ちに販売を中止して」と注意喚起を促し、販売の公式LPが閉鎖する事態へと追い込まれた。
マンジャロは体重の減少や血糖降下、食欲減退など様々な効果をもたらすが、本来は糖尿病患者のための薬であり、むやみやたらに乱用するものではない。ここ数年間は使う必要がない患者の急増が問題視されており、使用者の一部には強い副作用で苦しむ人もいる。
「安易に手を出さないで」と注意喚起する医者も続々と現れているため、薬事法などの件もセットで考慮すれば、今回の件がいかに問題へと繋がるかは容易に想像がつくだろう。
想像を絶するほどの大騒動と化し、アンバサダーを務めたキャバ嬢に批判が集中。彼女は当面の間は活動を休止するようで、相当精神的に追い込まれてしまったそうだ。しかしながら運営陣からの謝罪はなく、表立った人間ばかりが攻撃を受ける悲しい結末を迎えてしまった。
◆疑いもせず、大人に操られるナイトワーカーたち
当の本人たちは隠された真の危険性に気づかないケースが多い。投資詐欺などに引っかかるナイトワーカーにも同じことが言えて、彼女たちは面白い話を持ちかけられると、うっかり飛びついてしまう。時間が経つか、あるいは今回の件のように大炎上した頃にようやく、てのひらの上で転がされていた現実を理解するのだ。ナイトワーカーが誰かに踊らされ、疑いもせずに首を縦に振る理由には、世間知らずや承認欲求が災いしている面もあるのだが。彼女たちは想像以上に心がピュアだったり、「何か仕事に繋がれば」と前向きな理由も関係していたりする。特にお金に困っていないのも、「知名度>お金」と、“良いカモ”にハマりやすい要素だと言えよう。
世間知らず、店以外の仕事にも前向き、そして高収入という3拍子が揃えば、悪い大人にとっては絶好のターゲット。思惑通りに操れて、うまくいけば共同出資の話にも持ち込める。
「一緒に頑張る」よりも「利用する」が目的だと大人たちは自分の利益しか追わない。問題が発生したら表舞台の人間に罪を被せ、自分たちはノータッチ、なんてことも歓楽街では頻繁に起きるのだ。

