◆孤独が闇を生む…対策はないのか?

だからこそ、心の底から心配していても周りが声を掛けづらい状況もたくさんある。会社設立や、出資、モデル、インフルエンサーの誘いなどは夜職をやりながら成功した人もいて、セカンドキャリアを築ける可能性も高い。
それに、歓楽街は常に“挑戦”が求められるのだ。いくら友達でもムリヤリ阻止はできないとなると、明らかにマズい話以外は「それ、やばいんじゃない?」とは言いづらいもの。ナイトワーカー自身も情報を流すとどう周囲に伝わるかわからず、あえて口を閉じる。この2つの要素が“孤立”を際立たせ、最終的に闇を招く最大の原因だ。
本来は大人から諸々の誘いを受けた時点で、相談できる相手にアドバイスを求めるべきである。ただ夜の街には身内を頼れず、昼の世界の顔見知りもゼロ……といったタイプも多いため、一番の防御策が「自衛」に特化するほかない。
自衛するために必要なのは、決断をする前にきちんとリサーチすること、そもそも誘いに乗らないこと、そして共同出資や「誰かの作ったもの」に乗っからないこと。
誰かに相談するのが難しいのなら、全て自らの力で切り開く必要が出てくる。
最近は「話を持ち掛けてきた人のSNSフォロワーが多かったから」という甘い理由で騙されるキャストも多い。フォロワー=信頼ではなく、本当に信用できる部分は何か?など、突き詰めて考えなければ、どこかで足元を掬われてしまうだろう。
◆SNS時代だからこそ必要な自衛意識
夜職ブームが沸き起こり、目立つキャストが増えれば、そのぶん悪どいことを考える大人も比例して増える。セクシー女優も飲み屋のキャストも知名度が高ければ「利用しやすい」ので、危ない人々に目をつけられやすい現実は理解しておくべきだ。炎上したからこそ闇が露呈したものの、明るみになっていない事件はあちこちで毎日のように起きている。くれぐれも、ナイトワーカーは「自衛」を徹底し、良かれと思ってやったことが裏目に出て激しいダメージを受けぬようにしてほしいと思う。
文/たかなし亜妖
―[元セクシー女優のよもやま話]―
【たかなし亜妖】
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。

