【福島県田村市・子育て情報】夢を叶えるオールインワン教育 田村市「福島県立あぶくま柏鵬高等学校」

【福島県田村市・子育て情報】夢を叶えるオールインワン教育 田村市「福島県立あぶくま柏鵬高等学校」

豊かな自然と温かな地域のつながりに支えられながら、生徒たちがのびのびと学ぶ福島県立あぶくま柏鵬高校。令和8年4月に旧船引高校と旧小野高校の統合によって誕生したこの学校では、一人ひとりの個性を尊重し、多様な進路や夢の実現を支える教育が行われています。田母神 賢一(たもがみ けんいち)校長に、学校の魅力や取り組みを伺いました。

豊かな自然と、温かな地域の目に恵まれた環境

あぶくま柏鵬高校では、旧船引高校を本校舎、旧小野高校を小野校舎として活用しており、2026年6月26日現在、本校舎には221名、小野校舎には52名が通学しています。

今回取材で訪れたのは本校舎です。校舎の南側には広々としたグラウンドが整備されています。目の前にそびえる片曽根山は別名・田村富士と呼ばれ、その雄大な姿は見る人の心を穏やかにしてくれます。

あぶくま柏鵬高校の特色のひとつは、広い地域から生徒が通っていることです。田村市全域にとどまらず、郡山市や近隣市町村からも生徒が通っています。JR磐越東線で電車通学する生徒と保護者による送迎で通学している生徒が過半数を占めており、通学時間は30分~60分ほどの生徒が多いそうです。

JR船引駅方面と校舎を結ぶ学園通りを生徒たちが行き交う風景は、地域の日常の一コマです。「通学路を、地域の方々が見守ってくださっている安心感があります」と、田母神校長。その言葉から、地域と学校とがこれまで築いてきた関係性の温かさが感じられました。

正面玄関では、生徒が制作した田村市の伝統的な守り神「お人形様」のオブジェが出迎えてくれる

校内を案内してもらった際、校舎3階の窓を開けると爽やかな風が通り抜け、鳥のさえずりが近くから聞こえてきました。授業中、黒板をじっと見つめる生徒たちの表情は真剣そのもの。和やかな会話が交わされる場面では、生徒と教員との間に垣根はなく、教室にはやわらかな一体感が満ちていました。

ふと各教室の入り口に目をやると、小さな切り花が飾られていました。華道部と教員によるコラボレーションだそうです。「どうすれば学校生活がより楽しいものになるのか」と交わされた対話の積み重ねが、校舎の各所に息づいているのを感じました。

心のままに挑戦できる寛容な風土

田母神賢一校長

学校の魅力について田母神校長に伺うと、返ってきたのは「生徒たちのすばらしさ」という言葉でした。素直で、どんなことにも一生懸命に向き合う生徒が多いと話します。

「過去に地域ボランティアへの参加希望を募った際には、多くの生徒が自ら手を挙げ、最終的には80名にのぼる生徒が参加しました。生徒たちの、自身で活動の意義を見出し、主体的に行動できる力には、目を見張るものがあります」

制服ブレザー前合わせの右前・左前、スラックスとスカートの選択は生徒自身の意思で決める

また、生徒たちが「やりたい」という気持ちを臆せず表すことができるのは、それぞれの個性を尊重する風土が統合前から両校に根づいていたからではと話します。

「多様性を寛容に受け入れる風土は、2校の統合によってより豊かになったのかもしれません。旧小野高校の校章に使われていた“柏”の葉、旧船引高校の校歌に使われていた“鵬”翼。2校の歴史を反映した“柏鵬”の名が表す通り、それぞれがこれまで築いてきた学校文化が、統合によって交じり合い、新たな校風をはぐくんでいます」

異なる文化や考え方を認め、価値観をアップデートしていく。統合という大きな変化を迎えた学校であるからこそ得られる学びがあります。

配信元: Nativ.media

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