3.戸建住宅とマンションのお風呂・浴室リフォーム費用の違い
お風呂リフォームの費用は、戸建住宅かマンションかで、ユニットバス本体の価格や標準的な工事費に大きな違いはありません。
ただし工事条件に関しては、間取り変更などの自由度が高く、補修工事が発生しやすいい戸建住宅のほうが変動しやすくなります。
たとえば、戸建住宅でよくみられるのが次のような工事です。
浴室のサイズ、位置の変更
窓の交換、内窓の設置
下地の補修工事
シロアリ駆除
とくに、間取り変更にともなう配管移設や、解体後に判明する下地の劣化やシロアリ被害などは、追加費用につながります。
戸建住宅は着工後に追加工事が発生するケースもあるため、大幅な予算オーバーを防ぐためにも、想定費用とは別に予備費を多めに用意しておくと安心です。
一方、マンションでは費用面よりも次のような「プラン面」の制約に注意が必要です。
選べる設備の種類、浴室サイズの制限
配管位置の変更可否
搬入経路や工事時間帯の制限
これらの制約により、浴室のサイズ変更や間取り変更が難しい場合もあります。
マンションでは、事前に管理規約を確認したうえで、実現できるプランを提案してもらいましょう。
>>マンションのお風呂・浴室リフォームの費用・工期を解説!事例や補助金情報も
4. お風呂・浴室リフォームの費用を予算内に収めるコツ
浴室全体のリフォームになると、1章でも説明したように多くの場合100万円を超える高額な工事になります。
しかし、これから紹介するポイントを賢く取り入れれば、リフォームの満足度を下げず、費用負担を軽減することができます。
4-1.設備のグレードや機能を調整する
浴室のリフォームは設備や機能の選択肢が多いため、どのグレード・オプションを選ぶかによって費用が大きく変わります。
たとえば、ハイグレード製品にオプション類をたくさん追加すると、費用総額は200万円を超えるケースがほとんどです。一方、ミドルグレードでもオプション類を厳選すれば、100万円前後に抑えられる可能性もあります。
できるだけ費用を抑えたいときには、まずグレードやオプション類での調整を考えてみてください。
不満の解消につながる部分にはしっかりと予算をかけ、こだわりの少ない部分は標準仕様にすることで、満足度を保ちながら予算オーバーを防ぐことができます。
4-2.補助金・助成金を賢く活用する
浴室のリフォームでは、条件を満たすことで補助金や助成金を利用できる可能性があります。
補助対象になりやすいのは、省エネ性(断熱性)を高めるリフォームやバリアフリーリフォームです。
中でも省エネリフォームは国や自治体独自の補助金制度が利用できる可能性があり、「みらいエコ住宅2026事業」では要件を満たすことで最大100万円が支給されます。
ただし、浴室のみの工事では対象にならないため、他の部分のリフォームもあわせて検討しましょう。
また、要支援、要介護の方のために浴室をリフォームするときには、介護保険を利用して費用負担を軽減する方法もあります。
最大補助額は18万円ですが、浴室単体かつ部分リフォームも対象です。
>>【2026年度最新版】お風呂リフォームで使える補助金は4種類!申請方法も解説
4-3.複数社から相見積もりを取って比較する
同じ内容で浴室のリフォームを依頼しても、費用や提案内容は会社ごとに異なります。
そのため納得のいく費用で満足度の高いリフォームを行うためには、相見積もりが欠かせません。
最低でも2~3社に相談し、費用と工事内容を比較しましょう。
見積書を確認するときには、必ず内訳が細かく記載されているかもチェックしてください。
「工事一式」のように簡略化されたものは見積もりに含まれる内容が不明なため、契約後に追加費用がかかる恐れがあります。
製品名や数量、工事内容、アフターフォローまで明記されており、説明が丁寧な会社を選ぶと安心です。
相見積もりをする際には「断りにくい」「現地調査を依頼してもらったのに、断るのは失礼ではないか」と不安に感じることもあるでしょう。
しかし、見積もりを取ったからといって契約する必要はありません。
どのリフォーム会社も相見積もりを前提としているため、依頼する会社が決まったらすぐに断りを入れるなど、マナーさえ守れば問題ありません。
複数の提案と費用を比較しながら、自分に合うリフォームプランを見つけていきましょう。

