センスは誰も見ていない時間に育つ
たとえば私は、部屋着にアクセサリーをつけられるかどうかで、手元に置いておく部屋着を審査します。
耳元に小さなピアスを、または首に控えめなパールやチェーンのネックレスをつけて何か羽織れば、1マイルコーデ(1マイル=約1.6km圏内の近所に出かけられる服装)になるか。
そのまま外出できると感じるなら、その部屋着に身を包んだ素の自分の状態に愛着がわいている証拠と見なすわけです。
誰に見せるわけでもないのに、お気に入りのワンピースを部屋着にしている人がいます。これは一見贅沢ですが、じつはセンスを育てる最高の練習法です。
なぜなら、自分のために装う意識を持つと、他人の視線から解放されて、本当に自分の好きなスタイルが浮かび上がるからです。
他人の評価ではなく、「装いを通して自分がどう感じたいか」に目を向けることで、自分の内面への誠実さが研ぎ澄まされていきます。
だからこそ、まずはパジャマや部屋着を選ぶときに、心地よさと美意識を両立させることから始めましょう。
手間はかかりますが、確実にあなたのセンスを育む一歩になります。今ある服のなかから、いかにも私らしいお気に入りの一枚を選んでみてください。
- センスは、他人に見せない時間に育つ
- 自宅にいるときの毎日の選択は、自分の関心と知識の軌跡
- パジャマや部屋着は、自分へのもてなしを学ぶ教材
Action
「パジャマからセンスを育てる」
- 今夜パジャマを着るとき、「これを着て私は気分が上がるか?」と問いかける
- 1の問いの答えが「NO」なら、その理由を考える。そして、気分が上がる1 枚を選び、明日からの定番にする
次の記事では、年を重ねた「枯れ」を生かすヒントをお伝えします。

