「あんたたち、全然ダメだね」細木数子の番組で改名したコンビ「X-GUN」。当人が振り返る、改名の真相と“女帝”の素顔

「あんたたち、全然ダメだね」細木数子の番組で改名したコンビ「X-GUN」。当人が振り返る、改名の真相と“女帝”の素顔

◆「ピンクandグリーン」になるかもしれなかった

――そして「丁半コロコロ」という新しい名前が発表されました。率直にどう思いました?

西尾:「いやいやいや(笑)」みたいな感じではありましたね。まず、博打に関する言葉だし、「コロコロって……」となりました。

しかも、裏では当時「細木さんが『ピンクandグリーン』という名前を誰かにつけたがっている」という噂があったんです。楽屋でくりぃむしちゅ〜からも「絶対『ピンクandグリーン』になるよ」と言われていました。それも、「嫌やな」とは思っていたんですが、蓋を開けてみると「丁半コロコロ」だったので「なんやそれ!」って(笑)。

――ここも、裏での話と違う名前……。断れる空気はなかったですか?

西尾:そうですね。細木さんは「新コンビ名を断るような奴もダメ」と考えていたみたいです。だからこそ、あらかじめ「改名していいか」と言われていたわけで。

――新しい名前が決まった直後、相方のさがね氏とはどんな話をしましたか?

西尾:半笑いでしたよ(笑)。ただ、番組に出ていたタッキー(滝沢秀明)が丁半コロコロとしての決めポーズを考えて作ってくれたので、これはこれでいいんじゃないかという話もしましたね。

――改名バブルはあった?

西尾:バブルというほどではないですが、いくつかの番組に呼んでもらえて、イベントの仕事も入りました。それに、他番組でも改名をイジってもらうこともありました。

――どんな方にイジられたんですか?

西尾:爆笑問題が印象的ですね。ラジオに呼んでいただいて「名前を変えたくせに、全然売れねーじゃねーか!」と。それに対して、「こないだ入院したんですけど、細木さんのおかげで死なずに済んだんですよ」と返すと、「細木さんのおかげなら、入院もしねーだろ!」とツッコむ一連のやりとりができましたね。

◆細木の印象は「肝っ玉かあちゃんみたい」

――ドラマ『地獄に堕ちるわよ』では、細木さんのパワフルな側面が強調されていますが、初対面の印象はいかがでしたか?

西尾:楽屋挨拶もなく、スタジオでいきなりお会いしましたが、テレビで見ていたあのままでしたね。ただ、スタジオにいる俳優さんや隣にいるタッキーにはめっちゃニコニコしていて。イケメンには優しかった記憶があります(笑)。

――人を見ている(笑)。楽屋など、裏での印象はどうですか?

西尾:改名後しばらくして、また番組でご一緒することになった際、手土産を持って楽屋に挨拶に行ったんですよ。怖い印象でしたが、ちゃんとこちらを見て「元気にやってんのかい?」と、優しく話しかけてくれました。

――表情も柔らかかったですか?

西尾:はい。特にお土産を渡したらニコッとされて。「なんか、安いもんでも持ってきたんだろ」と悪態をつきながらですが。決して嫌な感じではなくて、肝っ玉かあちゃんみたいな雰囲気でした。

――意外な一面ですね。

西尾:挨拶後に相方のさがねと「めっちゃ優しかったな?」と話したのをよく覚えています。

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時代が変わり、事情も変わった。なにかとうるさい現代の地上波では、彼女のような人物を見かける機会はそうない。それゆえにドラマで描かれた、まだでたらめだった時期の残り香を嗅ぎ、ふと郷愁を覚えた人も少なくないのではないか。

<取材・文/Mr.tsubaking>

【Mr.tsubaking】
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
配信元: 日刊SPA!

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