「お母さん、どうしてそんなに痩せちゃったの…?」半年ぶりに実家に帰省した53歳娘、75歳母親の姿に思わず涙。<“生活に困ってない”という油断>

「お母さん、どうしてそんなに痩せちゃったの…?」半年ぶりに実家に帰省した53歳娘、75歳母親の姿に思わず涙。<“生活に困ってない”という油断>

「大丈夫」って言われても、会いに行こう

それから、葉子さんは最低でも月1回は実家に顔を出し、昌代さんの様子を見ることにしました。帰省した日は近所のスーパーで食材や日用品を買い込み、昌代さんのためにおかずの作り置きを用意します。必要な場合は、ごみ捨てや部屋の掃除もしています。昌代さんは「別にいいのに」と言いつつも、どこかうれしそうな表情です。葉子さんの手料理をおかわりすることもあり、顔色もすっかり良くなりました。

「また来月の第三土曜日に来るね」。そう言って、葉子さんは実家をあとにしました。

今回のように、離れて暮らす親が経済的に困っていない場合、「会いに行かなくても大丈夫だろう」と考えてしまいがちです。たとえ生活費が十分にあったとしても、買い物に行く・食事を作る・ご飯を食べるといった日常生活が送れているとはかぎりません。

直接会いに行くことが難しい場合は、ビデオ通話で顔を見て話をするのもよいでしょう。親の顔色や身だしなみ、背景に映る部屋の様子など、ビデオ通話からでも汲み取れる情報はあります。

定期的に会いに行くことが難しい場合は、地方自治体の高齢者見守りサービスを利用するのも有効です。東京都渋谷区では、見守り機能つきのIoT機器を高齢者の自宅に取り付けることで、離れて暮らす家族がスマートフォンで安否を確認できるサービスを提供しています。サービスの対象となるのは、渋谷区内在住で65歳以上の一人暮らしまたは65歳以上のみの世帯の人です。

親は子どもに心配をかけたくなくて、つい「大丈夫」と言ってしまうもの。そのような言葉をうのみにせず、離れて暮らす家族の状況を把握できる仕組みを作ることが大切です。

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