今回は、新幹線で迷惑行為に遭遇しながらも、最終的には気持ちがスカッとしたという2人のエピソードを紹介する。
◆通路側の男性は眠ったまま…窓側の席へ入るだけでひと苦労

予約していたのは、2人掛け座席の窓側。自分の席へ向かうと、通路側には赤いヘッドフォンをつけた40代くらいの男性が座っていた。そして、大きなキャリーケースを足元に置いたまま眠っていたという。
「足も大きく広げていて、通路にはみ出していました。『どうやって席まで入ろう』と思いましたね」
男性はまったく起きる気配がない。高橋さんは、キャリーケースと男性の足をまたぐようにして、ようやく窓側の席へたどり着いた。しかし、苦労はそれで終わらなかった。
「肘が、私の席まではみ出していたんです。しかも、キャリーケースを挟んでいたので、足もずっと広げたままでした」
高橋さんも同じ料金を支払っているにもかかわらず、“自分のスペース”を奪われているような感覚だったそうだ。
「だんだん腹が立ってきましたけど、起こして注意する勇気はありませんでした。そこで、ちょっとずつ反撃することにしたんです。男性を起こさないように、少しずつ少しずつ肘を押し返し、自分のスペースを取り戻していきました」
◆通路側にはみ出した足が招いた“自業自得”
そんな攻防を続けていたときだった。通路を歩いてきた乗客が、通路にはみ出した男性の足につまずいたのだ。次の瞬間、手に持っていたアイスコーヒーが男性へかかってしまったという。男性は飛び起きると、「何するんだ!」と大きな声をあげた。慌てた乗客は何度も謝罪していたが、周囲の乗客はそれまでの男性の態度を見ていたからか、男性へ同情する様子はなかった。
「東京駅へ到着する直前だったこともあって、男性は不満そうな表情を浮かべながらも、しぶしぶ引き下がっていました。そもそも、ずっと足を通路へ出していたのは自分ですからね」
高橋さんは「自業自得だな」と思い、少しだけスカッとしたという。

