新幹線の座席に“大股開き”で座る男性…通路にはみ出した足を襲った“まさかの結末”「自業自得だな」

新幹線の座席に“大股開き”で座る男性…通路にはみ出した足を襲った“まさかの結末”「自業自得だな」

◆隣の席から漂う“大阪名物”の香りに複雑な気持ち

新幹線
写真はイメージです
 田村健介さん(仮名・30代)は、出張のため新幹線に乗っていた。窓側の席に座ってしばらくすると、隣の男性が足元の紙袋から、“大阪名物として知られる有名店の肉まん”を取り出したという。

「実は、“あの肉まん”は祖父との思い出の味なんです」

 祖父は大阪へ出張するたび、お土産として肉まんを買ってきてくれたという。そのため、田村さんにとっては懐かしく、大好物だった。しかし、もちろん他人のものとなると話は別だったようだ。

「真横で食べられると、やっぱりニオイはキツいですよね。窓側の席だったため移動することもできず、懐かしさと居心地の悪さが入り混じった複雑な気持ちで我慢していました」

◆年配男性の勇気あるひと言に空気が変わった

 すると、通路を挟んだ向かい側に座っていた年配の男性が立ちあがった。そして、肉まんを食べていた男性へ穏やかな口調で「すみません。車内なので、ニオイの強いものは少し控えていただけますか……」と声をかけたのだ。

 一瞬、車内が静まり返り、注意された男性は驚いた表情を見せたが、すぐに頭を下げた。

「申し訳ありません。気づきませんでした」と言うと、食べかけの肉まんを袋へ戻したという。

「私自身は何も言えずにいたので、正直救われました。祖父との思い出がある食べ物だからこそ複雑でしたけど、ちゃんと謝ってくれたことで気持ちがスッキリしました」

 それからしばらく肉まんの香りは車内に残っていたというが、素直な謝罪を聞いた瞬間、不思議とイヤな気持ちはなくなったようだ。

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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