◆男性の妻と息子は平謝りも本人は最後まで不服そうな態度
「後日、弁護士立会いのもと、男性から謝罪を受けました。私も同席したのですが、謝罪といっても形ばかりのもので不服そうな態度でした。でも、それを男性の妻と息子がたしなめ、土下座せんばかりの勢いで謝ってきました。小さな町だから警察沙汰になって後ろ指を指されるのを恐れたのでしょうね。こちらから慰謝料などは一切求めませんでしたが、あちらから30万円を支払うとの申し出もあり、父もそれで矛を収めることにしたんです」
ただし、再び不法侵入を確認した場合、今度は問答無用で警察に通報すると通告。さすがに懲りたのか実家近くの山で男性を見かけることはなくなった。
「それでも父は『ああいう奴はほとぼりが冷めたころにまたやるに決まってる!』と見回りを兼ねた朝の散歩が日課になっています。

そもそも無断で人の敷地に立ち入るのも山菜を持ち帰るのも違法。「どうせバレやしない」と軽い気持ちで考えている人は、今すぐその認識を改めるようにしよう。
<TEXT/トシタカマサ>
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◆■そもそも、山菜って採ってはいけないの?
今回のエピソード、真岡さんのケースは30万円という金額の申し出で決着しましたが、そもそも山菜採りは「絶対にダメ」なのでしょうか。法律上、他人の山林から無断で山菜やきのこを採取する行為は「森林窃盗罪」にあたる可能性があります。森林法第197条では「3年以下の懲役または30万円以下の罰金」と定められており、国有林・私有林を問わず適用されます(出典:e-Gov法令検索)。
実際、2023年には福岡県内で市議会議員(当時)が私有林でコシアブラを無断採取したとして書類送検されるケースも報じられています。最終的には不起訴処分となりましたが、社会的な地位を持つ人物であっても書類送検される事案が現実に起きているのです。

