花壇と建物を一つの景色につなげてくれるトレリス

建物の壁や窓の前は、庭の背景として目に入りやすい場所です。一方で、そこに背の低い花ばかり植えると、花壇と窓の間に何もない空間ができてしまいます。そこで壁際に細身のトレリスを立てると、空いていた場所に縦の線が加わり、花壇と建物が一つの景色としてつながります。
つる植物を絡ませる場合も、最初から全面を覆わせる必要はありません。数本の枝をゆったり誘引し、トレリスの装飾を少し見せる程度でも十分です。植物で完全に隠すのではなく、葉や花の間からフレームがのぞくことで、庭に繊細な表情が生まれます。
また、窓のすぐ前を植物で覆いすぎると、室内が暗くなったり風通しが悪くなったりすることがあります。幅の狭いトレリスを窓と窓の間や壁面の余白に配置すれば、採光を妨げにくく、建物の外観も生かせます。

いつもの花壇に見せ場を作るトレリス

トレリスを花壇の中央や、少し奥まった場所に立てると、そこが視線を受け止める「フォーカルポイント」になります。
クレマチスなど、花の形がはっきりしたつる植物を合わせれば、遠くからでも目に留まる見せ場に。トレリスの足元には、宿根草や小花を植えると、上部の花と地面の植栽が自然につながります。例えば、紫のクレマチスに、青紫のサルビアやネペタ、白い小花を組み合わせれば、トレリスだけが浮かず、花壇全体に色が繰り返されます。
