想像を絶するビリオネアが増加する米国。人々が豊かになった実感は?

6月、アメリカのスペースXが新規上場し、イーロン・マスク氏が世界初のトリリオネアになったと報じられました。その後程なくして時価総額が下がったことでビリオネアに戻っていますが、それでも桁違いの大富豪であることに変わりありません。この国ではほかにも想像を絶する大富豪がかつてないほど増えています。

一方で、アメリカの一般の人々の暮らしは豊かになっているのでしょうか?今なお世界中から多くの人々がアメリカを目指しています。彼らは何を求めて新天地へ渡るのでしょうか。

マスク氏、1億円ずつ使い続けても数千年かかる?

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米スペースXが新規上場した6月半ば、イーロン・マスクCEOが人類初の「トリリオネア」になったとして、日米をはじめ世界中で話題になりました。同社の株価が一時は公開価格を上回って推移し資産評価額を押し上げ、マスク氏の純資産が1兆ドル(約161兆円)を超えたのです。

米フォーブスの世界の富豪ランキングによると、マスク氏の純資産は一時1兆1000億ドル(約177兆1000億円)に達しました。その時点でスペースXの従業員も数千人規模でミリオネアになりました。

トリリオネアとは資産1兆ドル以上の大富豪を指し、単純計算でビリオネア(億万長者)の1000倍のお金持ちに当たります。資産1兆ドル超という数字の凄まじさについて、NBCニュースは「もし毎日100万ドル(約1億6000万円)ずつを使い続けたとしても、使い切るまでに約3000年(正しくは2700年以上)かかる」と報じました。なんとも気の遠くなるような数字です...。(為替相場の計算は6月末の時点)

しかしその後程なくして、ブルームバーグ・ビリオネア指数でマスク氏の資産が9570億ドル(約154兆777億円)と評価され、1兆ドル超から大きく減少しました。

この下落は、世界の株式市場でAI関連銘柄への過熱感や先行きへの懸念からテクノロジー株全体が急落し、スペースXとテスラの株価に影響したことによります。マスク氏の資産の大半はスペースXとテスラの2社の株式に結び付いているため、株価の下落と共に「トリリオネア」から「ビリオネア」に舞い戻ったのです。

しかしトリリオネアの称号は無くなったとしても、依然として桁違いのビリオネアであることには変わりありません。

世界の富豪ランキング、日本人は...

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マスク氏の資産は、米フォーブスによる2026年の世界富豪ランキングで2位のラリー・ペイジ(約2570億ドル)や3位のセルゲイ・ブリン氏(約2370億ドル)(共にグーグル共同創業者)と比較しても大きく上回っています。

また英BBCは6月末、「スペースXの株価が6%程度回復すればマスク氏の資産は再び1兆ドルを突破し、トリリオネアに返り咲く可能性はある」と伝えました。マスク氏が再びトリリオネアに戻ることは十分考えられます。

ちなみに先述のフォーブスによるランキングによれば、上位6位はアメリカ人(主にテクノロジー分野)が占めており、その後フランス人、スペイン人、メキシコ人、カナダ人、インド人、イタリア人などがランクインしています。上位20位を見るとほとんどアメリカ人が独占し、アジア系はと言うと26位と27位に中国人がランクインしています。

日本の富豪では、32位にユニクロの柳井正氏と一家(約618億ドル)、36位にソフトバンクグループの孫正義氏(約515億ドル)がランクインしています。上位100人で日本人はこの2人だけです。

このことからも、世界と日本の超富裕層の資産規模に大きな隔たりがあり、世界の富が一部の巨大テクノロジー企業の創業者に集中している現状がわかります。

配信元: mymo

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