選挙ドットコム調査「内閣支持率、若い世代のネットの高市評価に変化」
高市内閣の支持率が最低になった原因について、選挙ドットコム編集長の鈴木邦和氏が分析した。同調査(7月11、12日)によると、内閣支持は50.4%(前回比マイナス5.6%)、不支持は34.9%(前回比6.1%増)だった。いずれも「若い世代」の動向が影響していると鈴木編集長は分析する。
中傷動画や皇室典範問題にはあまり関心がなく、物価高対策での高市内閣への期待感が、じりじりと剥がれ落ちている」と言う。
一方で、伊藤、城本両氏が最低の1評価だった「説明力」について、鈴木編集長は「4」と高評価をする。
「高市さんは、国会やマスメディアへの説明力は足りていないが、ネット上の説明力は高い。ネット上の説明を重視するのはトランプ米国大統領をはじめ、世界のリーダーのトレンドであり、ネットで直接働きかけられるリーダーでないと、この先、なかなかやっていけない」と断言するのだ。
「ネットでの高市支持が落ち始めている」
ただし、この「ネット空間での評価」が大きく落ち始めているという。YouTube上に流れている動画を分析した選挙ドットコムの調査によると、高市自民党が大勝した2026年1月27日から2月9日までの調査では、高市首相を評価する「ポジティブ動画」が1億3496万2121本で「ネガティブ動画」280万4211に対して約50倍だった。これが半年後の7月6日から12日まででは「ポジティブ」が769万6243本と激減、「ネガティブ」818万7162本と逆転した。
高市首相は、中傷動画関連の「秘書の陳述書」を22日に提出した。「もう追及される時間もないと踏んだのか」(伊藤氏)との観測もあるが、朝日新聞によると、自民党幹部は「(陳述書の)中身がなければ参考人招致を要求されるし、中身があれば『直接聞かねば』となる。悪手だ」と突き放したという。
どうやら、自民党内には相談する相手もいないらしい。
(ジャーナリスト 菅沼栄一郎)