「請求書を二度見しました」月額30万円の老人ホームで“要介護2”になった86歳母。58歳娘の困惑「えっ、月額費用が安くなるなんてことあるの?」【FPが解説】

「請求書を二度見しました」月額30万円の老人ホームで“要介護2”になった86歳母。58歳娘の困惑「えっ、月額費用が安くなるなんてことあるの?」【FPが解説】

「月額料金」だけで安心しない、老人ホーム選びの視点

老人ホームを検討する際、多くの人はまず月額利用料の金額に目を向けます。しかし本当に確認すべきなのは、その金額になにが含まれているのか、そして介護状態が変化したときに、どのような方針でケアプランを見直す施設なのかという点です。

見学や契約の際には、次のような点を確認しておくと安心です。

・月額料金のうち、施設独自の付加サービス費用がどの程度を占めているか

・介護度が変化した場合、ケアプランや支援体制をどのような頻度・視点で見直すか

・「本人ができること」をどう評価し、支援内容に反映しているか

和子さんのように、いままさに介護費用と向き合っている方は、預貯金の取り崩しペースを一度シミュレーションしてみるだけでも、見通しは大きく変わります。

また、恵子さんと同世代の方であれば、自分自身の将来に向けて、年金の繰下げ受給で毎月の受取額を増やす、必要に応じて働き方を見直すといった備えを、いまのうちから検討しておく選択肢もあります。老後の費用不安をこれ一つで解消できる方法はありませんが、事前に情報を持っているかどうかで、いざというときの安心感は大きく変わります。

「介護が必要になれば費用は増える一方だ」と思い込んでいると、老人ホームの本当の費用の姿は見えてきません。もしいま、家族の入居を検討している、あるいはすでに入居しているなら、一度、月額料金の内訳とケアプランの見直し方針を確認してみてはいかがでしょうか。それが、想定外の請求書に驚かないための、確かな一歩になるはずです。

三原 由紀

合同会社エミタメ

代表

提供元

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