先日、X(旧Twitter)でインフルエンサー・実業家のZ李氏が「コーヒーやめたらかなり調子よくなった。毎日ブラック500〜1000ml飲んでたんだけど、水と緑茶に変えたら胃の調子とか全部良くなった。」と投稿。これに対して数百のコメントがつき、インプレッションは200万を超えている。
嗜む人は数知れず。距離感も人それぞれではあるが、具合が悪くなっては元も子もない。そうならないためにも必要最低限の知識は必要かもしれない。今回はコーヒーにまつわる素朴な疑問を四谷内科・内視鏡クリニックの医師・高木謙太郎氏に解説してもらった。

◆多すぎるカフェインがもたらすもの
投稿のコメント欄には「コーヒーをやめたら、体のダルさがなくなった」などの共感の声が相次いでいる。コーヒー断ちの効果について、高木氏は次のように話す。
「コーヒーに含まれるカフェインの影響で中途覚醒や不眠などが起こりやすくなります。やめて睡眠の質が向上したことにより、体調が良くなったと考えられるのではないでしょうか」
つまり、「直接」ではなく、良い睡眠が取れるようになり「間接的」に、体調が上向く場合もあるようだ。
◆「元気」ではなく「覚醒」
また、高木氏は1日500〜1000mlというコーヒーの摂取量にも着目した。「カフェインには、鎮静作用のあるアデノシンという物質の効果を抑制する作用があります。しかし、長期摂取によって耐性ができやすい特徴もあり、カフェインの摂取量が増加するというのはよく見られる傾向ですね。摂取量が増えると、効果が切れた時に頭痛や倦怠感、集中力低下などの離脱症状が起きる例もあるので、1日の体調の波が大きくなります。コーヒーをやめたことで、波が安定しやすくなったのを『元気になった』と感じるのではないかと思います」
では、カフェインの適正な摂取量とは、どれくらいのものなのか。
「個人差はありますが、一般的には1日400mg以下と言われています。レギュラーコーヒー1杯で100mgほどのカフェインが含まれているので、1日3〜4杯が目安ですね」
筆者は、仕事中などに約2時間で3〜4杯を飲んでしまうこともある。そのほかの時間に飲まなければ1日の限度量に収まるのだが、短時間で一気に摂取しても問題はないのかも気になるところだが、「ほかの時間帯に飲んでいないのなら、大丈夫だと思いますよ」と高木氏。

