◆ちょうどどちらでもない「若手とベテランの中間地点」

芹澤:i☆Risがこの年までやってきたからこそだなと思ったのは…。ひみちゃん(茜屋)の「己の敵は己自身」っていう歌詞に対して、「ストイック!」っていうみんなの掛け声の塩梅がいい感じですね。
若井:がんばってない感じ(笑)。
芹澤:そうそう。普通のアイドルだったら、サビ前だし盛り上げるためにも声を張ると思うんですけど、それだとウソっぽい感じがするから。みんなが自分らしくやったら、あそこだけ一瞬、真顔になったというか(笑)。ちょいイジりじゃないけど、いい感じの味が出てるな〜って思いました。
若井:好きなところいっぱいあるな〜。「若手とベテランの中間地点」とか、ちょうどいまどっちでもない。フレッシュでもないし、胸張れるほどベテランでもないから全力でやるしかない。そのちょうどいい塩梅を、ヒャダインさんがわかって書いてくれてるのがめっちゃありがたいですね。
なかでもひみちゃんの「上手い走り方 覚えた分だけ 爆速で今を走り続けてる」のところ。それなりにみんなが己の生き方とか個性、立ち位置をわかってきて、自分なりの一生懸命で生きてるっていう感じが伝わるかなって。最初の頃はすべてに全力だったけど、いまはいいバランスで生きてるのが、いまのうちらだなって思えて、好きな歌詞ですね。
茜屋:わかる。私は「人生の先輩に比べりゃまだまだひよっこ」って歌詞が好きですね。若手とベテランの中間にいると、まだこんなこともできないのか…って落ち込むこともあるんです。そういうとき、でも先輩に比べたらまだまだ経験できてないこともあるし、がんばらなきゃって思うので、すごく共感しました。

芹澤:地層は積み上げていくものですからね(笑)。
◆今年はさらに限界を超えたい
――ここからはそれぞれのソロ活動についてお聞きしていきます。若井さんは「Welcome to あざとさワールド」が主題歌のTVアニメ「炎の闘球女 ドッジ弾子」(TOKYO MX、MBS、BS11)にも出演しています。往年の名作漫画「炎の闘球児 ドッジ弾平」の続編のアニメ化作品で、前作主人公のライバルの娘・二階堂平子役を担当。エリートで気品がありつつ2面性のあるキャラを演じるにあたって、気をつけたポイントはありますか?若井:「弾平」世代の方たちに、二階堂の娘だとわかっていただきたいとは意識しましたね。パパがあれだけ気品あるキャラなので、その要素はしっかり入れて。ただ、「弾子」っていう作品がぶっ飛んだ内容なので…。上品さを意識する場面と、ドッジボールの試合が始まったときのエキサイティングな感じで、スイッチを入れ替えるかたちで演じました。
――若井さんは8月から全国ソロツアーも始まります。
若井:今年は9箇所を回るんですけど、ツアーで飛ばされがちな地元の岐阜県に行けるのがうれしいです。去年は限界を超えたので、今年はさらにまた限界を超えたいですね。もっと踊る曲を増やそうか、ギターソロを弾けるようになろうかとか、いろいろ考えてます。
――新曲もつくっていますか?
若井:今書き進めていて、だいぶ出来てきているけど…って感じです。

若井:i☆Risだとたくさんのスタッフさんといっしょに準備していくけど、ソロはすべて自分次第。リハもセトリもすべて自分の頭のなかでDIY。納品日も自分で決めてるので(笑)。いまのところ締切をやぶったことはないです。

