査定3000万が売れ残り「負動産」に……世帯年収450万・62歳男性が弟に1500万を払って直面した老後の危機

査定3000万が売れ残り「負動産」に……世帯年収450万・62歳男性が弟に1500万を払って直面した老後の危機

親が遺してくれた実家の相続。それは一見、ありがたい財産を引き継ぐ機会のように思えますが、実は泥沼のトラブルや将来の重い負債を背負い込む入り口になることがあります。神奈川県に住む世帯年収450万・62歳の男性は、3年前に父親が亡くなった際、古い実家の土地と建物を弟と分け合うことになりました。実家を守りたいという情から、弟に代償金として退職金から1500万円を支払う約束をした男性。しかし、古い実家は全く買い手がつかず、手元には維持費だけがかかる「負動産」が残り、退職金の大部分を失うという悲惨な末路を迎えてしまいました。身内だからこそ冷静な判断を誤ってしまったという、相続トラブルの生々しい実態を紹介します。

回答者のプロフィール

査定3000万が売れ残り「負動産」に……世帯年収450万・62歳男性が弟に1500万を払って直面した老後の危機

ママテナ編集部マネーチームは2026年7月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回エピソードを紹介する62歳男性は、そのアンケートの回答者。男性のプロフィールは以下の通りです。

  • 回答者本人:男性(62歳)
  • 居住地:神奈川県
  • 家族構成:本人(62歳)、妻(58歳) ※子ども二人(32歳、29歳)は独立して別居
  • 回答者の職業:パート・アルバイト(マンションの設備管理員)
  • 配偶者の職業:パート・アルバイト
  • 現在の世帯年収:約450万円(自身の給与280万円、妻のパート代120万円、自身の厚生年金一部受給50万円)
  • 個人の年収:約330万円(給与280万円、年金50万円)
  • 住居形態:戸建て(賃貸)
  • 現在の金融資産状況:約1200万円(貯蓄800万円、投資信託400万円)

「実家を半分に分けて現金で」弟の主張と、簡易査定3000万円を信じた失策

神奈川県の戸建てで妻と暮らす62歳の男性。現在はマンションの設備管理員として働いています。世帯年収は450万円ほど。トラブルのきっかけは、3年前に父親が亡くなり、実家の土地と建物の相続を巡って、弟と話し合いを行ったことでした。

査定3000万が売れ残り「負動産」に……世帯年収450万・62歳男性が弟に1500万を払って直面した老後の危機

「3年前に父が亡くなり、実家の土地と建物を弟と二人で相続することになりました。私は長男として実家を守りたいと考え、自身で相続する意向を示しましたが、弟は『公平に現金で半分欲しい』と主張しました」と振り返る男性。

実家を守りたいという長男としての責任感と、実家への情があった男性は、弟の要求に応じることに。「当時の不動産鑑定の簡易査定では3000万円程度の価値があると言われ、私は弟に代償金として1500万円を支払う約束をしました」。

しかし、この口約束こそが、男性の老後を大きく狂わせる誤算に……。

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