まだ準備期間がある場合:「学資保険」と「NISA」の活用
まだ子どもが小さく、数年~数十年の「準備期間」があるなら、時間を味方につけた資金づくりが可能です。
学資保険
学資保険のよいところは、確実に教育資金の準備ができることです。満期金の返戻率は運用の利益率と比較すると見劣りするかもしれませんが、万一、契約者が亡くなった場合に以降の保険料は不要、学資金は全額もらえるのは保険ならではの安心感です。
一方で満期金が契約時に確定しているため、インフレに弱いという側面があります。将来的に大学の授業料が上がったとしても、固定額しか受け取れないため、満期金の実質的価値は目減りしてしまう可能性もあるでしょう。
NISA
運用益や売却益が非課税になるNISAは、長期間運用するほど複利効果が大きくなり、インフレに対抗できる高いリターンを期待できます。
ただし、投資である以上利益に保証はなく、元本割れのリスクもゼロではありません。大学進学時の現金化したいタイミングで基準価額が下がっていれば、予定していた額に届かないということもあることを理解しておかなければなりません。
【シミュレーション】毎月2.3万円の積立で「教育資金」を作る具体策
たとえば、18年後に500万円準備することを目標とするなら、単純計算で月2.3万円の積立が必要です。これを「学資保険」と「NISA」で半分ずつ(250万円ずつ)準備すると仮定します。
学資保険(守りの資金)
月々10,175円の保険料を18年間払い込むと、250万円が満期金として受け取れます(※被保険者:0歳女性、契約者:30歳男性の場合)。
NISA(攻めの資金)
月々1.3万円を18年間、年平均利回り4%で運用できたと仮定すると、18年後の資産は約407万円になる計算です。
この方法であれば、毎月2.3万円の拠出で18年後に学資保険+NISAで657万円が準備できることになります。
ただし、NISAの資産は流動的なため、リスクへの不安が大きい場合は、確実に受け取れる学資保険の比率を高めるなど、自身のリスク許容度に合わせた調整は必要です。
