① 50代更年期の「冷えのぼせ」対策|頭寒足熱をつくるセルフケア&薬膳

① 50代更年期の「冷えのぼせ」対策|頭寒足熱をつくるセルフケア&薬膳

年期の冷えのぼせを和らげる薬膳食事術|ゴーヤや酸味食材の活用法

冷えのぼせが起こりやすい状態を根本的に改善するためには、日々の食事による養生も大切です。
東洋医学には「昇降浮沈(しょうこうふちん)」という食材分類の考え方があります。これは、食材の効能が作用する方向を示すもので、「昇・浮」に分類される食材にはエネルギーなどを上向き・外向きにめぐらす性質が、「降・沈」に分類される食材にはエネルギーなどを下向き・内向きにめぐらす性質があるとされています。
浮き上がっている陽気を下へと降ろしてのぼせや冷えのぼせを防ぐためには、次の降・沈の食材を日頃から多くとるように意識してみてください。

◉苦味(くみ)の食材
酸味(さんみ)・苦味(くみ)・甘味(かんみ)・辛味(しんみ)・鹹味(かんみ)という5つの味で食材の効能を分類する「五味(ごみ)」のうち、苦味に分類される食材には降・沈の性質があるので積極的にとるといいでしょう。特にこの時期におすすめなのは、今が旬のゴーヤ(にがうり)。苦味の食材の代表格であり、定番のゴーヤチャンプルーは、ゴーヤが体の余分な熱をとりつつ、豚肉や卵、豆腐などに潤いを補う働きがあるため、のぼせや冷えのぼせ対策として最適。熱中症対策にもぴったりです。そのほかの苦味の食材には、緑茶などがあります。

◉酸味、鹹味の食材
五味のうち酸味、鹹味にも降・沈の性質があります。梅干し、レモン、お酢などの酸味の食材には毛穴をキュッと引き締める「収れん作用」があり、エネルギーの流れを内向き・下向きにするため、頭部に昇った熱を下へと降ろす助けとなります。梅肉あえ、レモンあえ、黒酢あえ、ポン酢あえ、酢のものなどを多くメニューに加えるといいでしょう。
また、海藻類や貝類などの塩辛い海産物は鹹味の食材とされ、硬いものをやわらかくほぐして下向きにめぐらせる性質があると考えられています。海藻や貝類を味噌汁やスープの具に多く入れることを、毎日の習慣にしてみてください。

◉くき、根の食材
くきや根などの食材にも、降・沈の性質があります。おすすめの食材は、セロリ、アスパラガス、れんこん、じゃがいも、かぶ、だいこんなど。ただし、これらの多くは体を冷やす作用が強い食材なので、胃腸や下半身を冷やしすぎないように炒めものや煮ものなどの加熱した料理でいただきましょう。特に下半身の冷えが強い人は、しょうが、ねぎ、しそなどの薬味を組み合わせると、冷えを予防することができます。

こうした頭寒足熱のケアとともに、首、手首、足首にエアコンの冷風が直接当たらないようにストールなどで覆い、体内にエアコンの冷気が侵入しないように守ることも忘れずに。体内の陽気と陰気をバランスよく循環させて、冷えのぼせを解消してください。

画像素材/PIXTA

提供元

プロフィール画像

大人のおしゃれ手帖web

雑誌「大人のおしゃれ手帖」のオンラインメディア。50代女性が「今」知りたい情報をタイムリーにお届け。暮らし、健康、おしゃれをブラッシュアップするヒントがいっぱいです! 家事に役立つ知恵や、毎日の料理に活かせるレシピ、いつもごきげんでいられるための健康・美容法など盛りだくさん。人には聞きづらい更年期のお悩みに応える記事も充実しています。

あなたにおすすめ