
◆汗そのものは実は無臭
そもそも、汗そのものはほぼ無臭だということをご存じでしょうか。脇にあるアポクリン汗腺からの分泌物には、脂質やアミノ酸など、においのもとになる成分が含まれていますが、出た直後はほとんどにおいません。これが皮膚の表面にすむ「常在菌(バクテリア)」によって分解されることで、あの特有のにおい物質に変わります。つまり、汗は体臭の「完成品」ではなく、いわば材料。皮膚の細菌が汗を“加工”して、初めて独特のにおいになるわけです。
そのため体臭は、「どんな成分が汗と一緒に出るか」「どんな細菌がいるか」「汗や皮脂が皮膚にどれだけ残るか」の掛け算で決まります。そして毎日の食事は、このうち、においの「材料」となる成分を大きく左右します。
◆赤身の肉は体臭を強くする?

それぞれの期間の最終日に、脇の下にパッドを24時間挟んで「体臭」を採取しました。香水などの影響も除いた上で、被験者とは別の女性たちに、体臭の「心地よさ」「強さ」「魅力度」を評価してもらいました。
結果は実に興味深いものでした。赤身の肉を食べた期間の男性の体臭は、肉を食べなかった期間に比べて「不快で、においも強い、魅力を感じない」とばっさり評価されたのです。

