今回、東北地方の有名観光地で起きた、外国人旅行者と地元住民のトラブルに遭遇したのが、都内でIT企業に務めている吉田恭子さん(仮名・30代)だ。有休を使ってその地を訪れた際のことだったという。

◆満員バスで勃発した優先席バトル
「東北地方の某県にある有名観光スポットへ行く際に、駅前からバスを使って移動したんです。その観光スポットは、外国人旅行者にも大人気で、平日の昼間なのにほぼ満員でした。地元住民も利用する路線で、観光客ではない高齢客もかなりの数乗っていた。その中のひとりが、マナーを巡って外国人旅行者と大喧嘩をはじめたんです。怒り狂って文句を言っていたのは、地元住民らしき70代くらいのシニア男性でした」そのシニア男性は、混雑するバスの中で優先席に座っていた外国人カップルに向けて、怒鳴り声を挙げていたようだ。
「外国人カップルはルールが分かっていなかったのか、2人で優先席に座り、さらに大きなリュックを置いて立っている人の邪魔をしていた。シニア男性は、ルール違反だと激怒してるようで、大声で罵詈雑言を浴びせていました。さらに、他の高齢者も加勢して、外国人カップルに向けて文句を言いはじめた。そのカップルは日本語がわからない様子ですが、英語で応戦しはじめ一触即発なムードが漂っていた。運転手さんも車内アナウンスで注意していたのですが喧嘩は止まず、険悪な雰囲気が車中に漂っていました」
◆杖を振りかざして威嚇…
そのシニア男性は、よほど外国人カップルが気に入らなかったのか、持っていた杖で殴りかかる素振りまで見せていた。「バスが停まった際に、いきなりそのシニア男性が、持っていた杖を振りかざして外国人カップルを威嚇しはじめたんです。カップルも応戦し、つかみ合いの喧嘩になる寸前までトラブルが悪化した。そんな時、前の方に座っていたギャル風の若い女性が立ち上がり、揉め事をしている男性らとカップルに近寄ったんです」
車内には、関わりたくない雰囲気が漂っている中で、勇敢にも立ち向がっていったその若い女性は、流暢な英語でまずは外国人カップルに話しかけたそうだ。

