飾らない素朴なおいしさに人柄が重なります
そんな『暴君のシェフ』の中で印象に残った料理のひとつが、トンネパジョン=ねぎのチヂミです。
作中で、参鶏湯のための圧力鍋を作ってもらおうと、発明家の心を動かすためにふるまう、釜山の味。
青ねぎを丸ごと焼き、生地を流し入れてこんがり仕上げる、その香りだけで気持ちが動いていく感じがとてもよかったんです。
今回はその料理をヒントに、九条ねぎで作ってみました。
焼き目の香ばしさと、青ねぎの甘み、もちっとした生地の組み合わせがなんともおいしい一品です。いつか釜山に行って、本場の味を楽しんでみたいなと思っています。
少ない衣で焼きつける!おかず、おつまみにぴったり
ねぎのチヂミ
青ねぎを使うのが特徴なので、九条ねぎでアレンジしてみました。
なければ、わけぎでもおいしいですよ。
シンプルな味、ぜひお試しください。

材料 –2人分–
九条ねぎ … 5 ~ 6本(250g)
水 … 大さじ1+大さじ3
米油 … 大さじ2
塩 … 少々
粗挽き赤唐辛子 … 少々
A
薄力粉 … 大さじ4
ベーキングパウダー … 小さじ1/2
B
玉ねぎ( 角切り) … 1/6個分
黒酢 … 大さじ2
しょうゆ … 大さじ1と1/2
作り方
1. ねぎは3 ~ 4等分の長さに切りボウルに入れ、水大さじ1をなじませる。
2. 合わせたAを全体に絡め、残りの水を加えて全体をよく混ぜる。
3. 20~22㎝のフライパンに油を入れて中火で熱し、2 を平らに広げる。
4. ヘラで押し付けるようにして焼き、焼き目がついたら裏返す。再度押しつけるようにして2 ~ 3分焼き、塩をふる。
5. 器に盛って粗挽き赤唐辛子をふり、合わせたBを添える。
マキさんのコ・レ・観・て・!

『暴君のシェフ』
現代の天才シェフが朝鮮時代にタイムスリップし、絶対味覚を持つ暴君の王と出会うファンタジー時代劇。宮廷料理を軸に、交錯する恋や権力争い、秘密を抱えた人々の思惑や駆け引きがにぎやかに描かれる。
Netflixシリーズ「暴君のシェフ」独占配信中
presented by
ワタナベマキさん
料理家。グラフィックデザイナーを経て現職に。雑誌や書籍、テレビなど幅広く活躍中。近著は『ワタナベマキの大人はこんな自炊でいい』( 主婦の友社)。「wa &(ワンダー)」としてオリジナルの醬を企画、発売中。
photograph: Ryo Yonekura text: Kaori Hareyama
大人のおしゃれ手帖2026年6月号より抜粋
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