男性CM起用4位の“隠れCMキング”は『20世紀少年』の元子役。小倉史也(29)が一度は表舞台から離れたワケと「テレビで見ない日はない」存在へと返り咲くまで

男性CM起用4位の“隠れCMキング”は『20世紀少年』の元子役。小倉史也(29)が一度は表舞台から離れたワケと「テレビで見ない日はない」存在へと返り咲くまで

テレビでしょっちゅう目にしているのに、同じ俳優だと一致していなかった。”知る人ぞ知る”を体現し、CM界で破竹の勢いを続けている俳優・小倉史也(29歳)。

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 高畑充希や成田凌、菊池風磨など、第一線の人気者たちと共演し、「2025タレントCM起用社数ランキング」で全体10位、男性4位にランクインして驚かせた存在だ。現在放送中のNHK連続テレビ小説『風、薫る』では、瑞穂屋の手代・松原喜介役で出演。時に“隠れCMキング”と呼ばれることもあったが、もはや正真正銘のCMキングと言っていい。

 そんな小倉に独占インタビュー。実は子役からスタートしている小倉に、転機となったCM出演や、共演者たちとのエピソードを聞いた。

◆子役だった兄についていったことがキャリアのスタート

――小倉さんのキャリアスタートは、4歳のときだとか。きっかけを教えてください。

小倉史也(以下、小倉):親に事務所に入れられたのが全ての始まりです。兄が少しだけ子役をやっていて、オーディションについていっていたんです。そしたら「静かにできる子だ」ということでなぜか僕も入ることになりました(笑)。正直、入りたての頃の記憶ははっきりしないんですが、お仕事をしていたのは楽しくて、その感覚は覚えています。

――子役時代、特に記憶に残っている作品を挙げるなら。

小倉:『はぐれ刑事純情派PART15』(02)や『愛と友情のブギウギ』(05)、『マイフェアボーイ』(07)といったドラマは覚えています。あと、小学生の頃に出演した映画『20世紀少年』(08)は本当に楽しくて特に記憶に残っています。

――堤幸彦監督の3部作『20世紀少年』は今でも人気がありますね。小倉さんは香川照之さんが演じた“ヨシツネ”の子ども時代を演じました。

小倉:子どもたちだけの和気あいあいとした現場でしたし、楽しさの延長線上でやらせてもらっていました。当時の僕は本当に生意気な子どもで、「俺が一番だ」みたいな気持ちでいたと思います。自由すぎて、文字通りうるさかったと思いますし、だいぶ怒られていました(笑)。

◆ダンスに打ち込んだ大学時代を経て、NIKEのCMで訪れた転機

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――高校卒業までは俳優活動を続けていたそうですが、大学入学以降は一度休止し、ダンスに熱中していたと伺いました。役者という仕事につまらなさを感じたからというわけではないのでしょうか。

小倉:全くないです。当時はお芝居以上にダンスに惹かれてハマってしまって、役者を離れてでもやろうと思ったんです。子役の頃から中学受験をして、中高も学業と部活(テニス)が主で役者業はセーブしていましたし、大学時代は完全に役者業をやっていませんでした。でも、役者業をやっていなかったときも、戻ることは決めていたんです。結果として一度離れたことに悔いはないですし、それも芝居に生きるための通過点だったんだと思います。

――大学卒業のタイミングで芸能の世界へ戻ってきました。迷いはなかったのでしょうか。

小倉:何もなかったです。友達から「役者として、いつまで成功しなかったら区切りをつけるの?」と厳しいことを言われることもありましたが、めげずに今もやっています。

――22年に出演したNIKEコラボの「Welcome to Nike Juku│NIKE塾 Ft.『Woo!Go!』by新しい学校のリーダーズ」が転機だったそうですね。

小倉:はい。本当に大きかったです。監督とは今でも交流があって、Amazon MangaやGalaxyのCMでもご一緒しています。あのNIKEのCMから、僕の役者人生が始まったと思っています。

――完成したPVを拝見すると、完全にメインの役どころです。

小倉:確かにそうですね。オーディションではダンスをしました。監督が気に入ってくれて、出番も増えたと思います。実は最終オーディションの日に、闘病していた父が亡くなりまして。

――最終オーディションの日に?

小倉:オーディションから帰るときに、連絡をもらいました。とりあえず結果を待って、合格をいただいたので、「やるしかない」と。撮影日はちょうどお葬式の日と重なっていました。午前中だけ葬儀に出て、そのまま撮影に向かいました。

――お父様も喜んでくれているでしょうね。

小倉:将来について、そこまで話はしなかったんですけど、おそらく不安だったと思います。就職した方がいいんじゃないかと、「芸能に携わる仕事がしたいなら」と、制作会社の名前をリストアップしてきたこともありました。でも僕はずっと「役者をやります」という気持ちでいました。

――きっと今の活躍を見てくれていると思います。

小倉:まだまだ、父がギャフンと言うくらい頑張りたいし、見ていてほしいです。


配信元: 日刊SPA!

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