血管をボロボロにする白い粉(3)「塩」

3つ目の白い粉は、塩です。
塩味があるとおいしさが増すだけに、食事に塩は欠かせません。料理をするときに調味料として塩をよく使う人は多いと思います。
しかし、塩も血管には危ない食べ物です。塩が血管をボロボロにするのは、塩そのものが血管に悪さをするのではなく、塩の主成分であるナトリウム(塩分)を摂り過ぎると血圧が上がり、血管が高血圧にさらされてダメージを受けるからです。
塩を摂ると血圧が上がるのは、体に備わっている血中ナトリウム濃度を一定に保とうとする仕組みが働くからです。
血液中のナトリウムが増え過ぎると、濃度を薄めるために血管のまわりにある水分を血管の中に引き込み、血液の量が増えます。血管の中を流れている血液の量が多くなれば、それだけ血管の壁にかかる圧力は高くなるということです。
血管を守るためにも、意識して塩分を控えるようにしましょう。
血管をボロボロにする白い粉(4)「プロテイン」
4つ目の白い粉は、プロテインです。
プロテインとはたんぱく質のことで、パウダー状になっているプロテインは原料からたんぱく質だけを抽出し、粉末化したものです。
プロテインが危ないのは、腎臓の機能が低下する可能性があるからです。
プロテインと腎臓の関係を整理すると次のようになります。
- プロテインを摂ると分解されてアミノ酸になる。余ったアミノ酸が肝臓で分解されるとアンモニアが発生する
- アンモニアは有害物質なので肝臓で尿素に変換される
- 尿素は腎臓でろ過され、尿として排出される
実はこの流れは、プロテインだけでなく、肉や魚などたんぱく質を含む食べ物を食べたときも同じです。プロテインと肉や魚などとの違いは、たんぱく質が消化吸収されるスピードです。
圧倒的に速いのが、粉末状に加工されているプロテインです。このようなプロテインに注意した方がいいのは、短時間でのろ過作業によって腎臓に負担がかかるからなのです。
腎臓の機能が低下すると、血管にもよくありません。というのは、血液中の余分な塩分(ナトリウム)と水分を十分に排出できなくなると血圧が上がり、血圧が上がると腎臓の血管がダメージを受けて、さらに腎機能が低下するという悪循環をくり返すことになるからです。
たんぱく質はプロテインで摂らなくても、肉や魚、卵や乳製品などで摂れる栄養素です。その方が、たんぱく質以外の栄養も摂れます。プロテインは、どうしてもたんぱく質が摂れなかったときに利用するのが賢い選択なのです。
※本記事は、書籍『世界一の心臓血管外科医が教える 善玉血液のつくり方』より一部抜粋して構成しています。
※効果には個人差があります。試してみて合わない場合はおやめください。
※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。

