〈弁当・ジュース・お菓子〉ほしい商品がすぐ買える!…コンビニのビジネスから読み解く「資本主義」「社会主義」の本質【経済評論家が解説】

〈弁当・ジュース・お菓子〉ほしい商品がすぐ買える!…コンビニのビジネスから読み解く「資本主義」「社会主義」の本質【経済評論家が解説】

憎たらしい「強欲商人」の存在も、経済には有益!?

もしかすると、強欲商人も経済の役に立つかもしれません。江戸時代、例年の半分しかコメが獲れない年があったとしましょう。それを知った強欲商人はコメを買い占めたかもしれません。そうなると、人々は前年の数倍の値段でコメを少しだけ買い、腹をすかせながら強欲商人を恨みながら暮らしたことでしょう。

では、心の優しい将軍が「買い占め禁止令」を出したらどうでしょうか。コメは値上がりせず、人々は例年通りの生活をしたでしょうが、半年経過した時点で日本中のコメがすべて食べられてしまい、残り半年で餓死する人が多数出たかもしれません。

経済を考えるときには「温かい心」が必要なことは当然ですが、同時に「冷たい頭脳」も必要なのです。弱者のための政策が弱者を苦しめる、という話は経済の世界では珍しくありませんから。

今回は、以上です。なお、本稿はわかりやすさを重視しているため、細部が厳密ではない場合があります。ご了承いただければ幸いです。

筆者への取材、講演、原稿等のご相談は「ゴールドオンライン事務局」までお願いします。「THE GOLD ONLINE」トップページの下にある「お問い合わせ」からご連絡ください。

塚崎 公義

経済評論家

提供元

あなたにおすすめ