
今回ご紹介するのは、過去に大きな反響を呼んだ実録エピソードから、鉄道の電気工事会社に勤める経理課長と、半導体企業に勤める女性社員が体験した、“新入社員の忘れられない退職シーン”。入社3か月で辞めた男性が退職挨拶に持参した「あるお菓子」と、入社初日にして辞表を出した女性のエピソードをお届けします。
記事の後半では、新卒早期離職の実態について、厚労省の最新データからちょっと調べてみました。「3年以内3割」の内訳を見ると、意外な事実が見えてきます。
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◆入社3か月で辞めた新入社員の“退職の挨拶”にア然!

主に鉄道の電気工事を請け負う会社に勤務する、さすらいの経理課長さん(50代・Twitter:@MiyagiSuper)。今年3月に専門学校を卒業した20歳の男性が入社してきた。
口数が少なく大人しそうだが、変わったところはなさそうな“普通の男の子”という印象を受けたという。しかし、入社後の社内研修が終わり、5月の連休が過ぎた後にいざ部署へ配属されると、数日おきに“体調不良”をうったえ、休みがちになった。
時には無断欠勤もするようになり、わずか1か月余りで有給休暇を使い果たしたという。
「会社の方も本人に対して、医者に行き診断書をもらうように……と再三促したのですが、『医者に行ってません』と繰り返すのみでした。このままこの会社に継続して勤められるかどうかを聞いても曖昧な返答しかなかったですね」
新型コロナが怖くて出勤したくない、という感じではなかったようだ。
◆慣れない夜勤中心の勤務

夜通し働くことが多いため、一緒に飲み行く機会はなかった。たとえ行ける時間があったとしても、新型コロナの影響で難しかった。結局どんな人だったのか分からないまま退社してしまったという。
後日、退職した男性が会社からの貸与品を返却するためにやってきたのだが、あいさつとして差し出してきたものは……。
「カントリーマアムを2袋。表向きは『ありがとうございます』という感じでしたが、周囲の反応は私を含め『えっ?』みたいな感じでした。恐らく、親から菓子くらい持って行きなさい、と言われたのだと思います。
普通であれば“菓子折り”のところ、意味を取り違えたのでしょうね……」


