◆■目の前の空席は魅力的に見えるけれど…
お盆や年末年始の新幹線は、座れないことを覚悟のうえで自由席に乗り込むことも珍しくありません。予約自体が競争ですし、そもそも予定がぎりぎりまで固まらず、前もって指定席を取れない事情もあるでしょう。混雑に疲れ果てたところで目の前の空席が視界に入れば、やたら魅力的に見えてしまう瞬間もあるかもしれません。ただ、その“魔が差した数分間”の居心地は、思ったほど良いものではなさそうです——今回の加藤さんの話は、そんなことを教えてくれる一件でした。
【佐藤俊治】
複数媒体で執筆中のサラリーマンライター。ファミレスでも美味しい鰻を出すライターを目指している。得意分野は社会、スポーツ、将棋など

