3.アイランドキッチンの間取りを考えるときの注意点
アイランドキッチンの間取りを考える際は、通路や動線にゆとりをもって計画することが重要です。
また、キッチンレイアウトを工夫することで、アイランドキッチンのデメリットを低減できる場合もあるので、様々なプランを検討してみましょう。
3-1.通路や動線はゆとりをもって計画する
アイランドキッチンやダイニングテーブルをどこに配置するかはイメージしやすいものですが、実際の使いやすさに影響するのが通路幅や動線です。
家族の実際の生活をイメージしながら、ダイニングテーブルやソファ周りの通路幅、テレビのサイズに合わせた視聴距離など、可能な範囲でゆとりをもって計画しましょう。
また、アイランドキッチンの背後がトイレ・洗面・玄関などへの通り道になっている場合は、家族が頻繁に通り調理に集中しにくいことも。この場合は、キッチン背後の通路幅を広め(100~120cm程度)に確保しておくと安心です。
3-2.必要な収納量を把握して十分に確保する
アイランドキッチンの収納は、キッチン本体の下部キャビネットしかありません。
そのため、キッチンの背面収納(家電収納や食器棚)は、ほとんどのご家庭で必要になると考えておきましょう。
他にも、調味料や缶詰などの食品、ペーパータオルやラップなど消耗品のストックをキッチンに置きたい場合は、パントリーとして使える収納庫も必要です。
| 収納の種類 | 収納できるもの |
|---|---|
| アイランドキッチン下部収納 | 調理器具、鍋、フライパン、水筒など |
| 家電収納 | 電子レンジ、ケトル、炊飯器、コーヒーメーカーなど |
| 食器棚 | 皿、コップ、カトラリー、タッパー、弁当箱など |
| パントリー | 食品ストック、ラップ、ホイル、ペーパータオルなど |
また、アイランドキッチンならではの収納の困り事も確認しておきましょう。
[1]ゴミ箱の置き場所をどうするかゴミの収集日、屋外ゴミ箱の有無など、家庭事情によって、ゴミ箱のサイズや数を検討する必要があります。(リサイクルゴミについても同様)
解決策
ゴミ箱を隠さない場合:見えても良いデザインを選ぶ

画像出典:LIXIL ダストワゴン
洗剤・スポンジ・タワシなど、頻繁に使うアイテムをどこに収納するかという問題があります。
解決策
シンクに付属のラックに納めるのが一般的ですが、市販のおしゃれなディスペンサーやトレーを使って見せることもできます。

画像出典:LIXIL
[3]リフォーム前の吊戸棚の収納物をどうするか現状のキッチンに吊戸棚がある場合、アイランドキッチンに交換すると、収納が不足します。
解決策
不要なものを処分し、必要なものは背面収納に収納できるように計画する
このように細部まで検討することで、アイランドキッチンの生活感を抑えることができます。
3-3.コンセントの位置や数を検討する
キッチン家電は後から増えるケースも多いため、コンセントの数は余裕を持って計画しておくことが大切です。
コンセントの位置についても、使いたい場所になくて困ることのないよう、調理する時をイメージして検討しましょう。
例えば、ハンドミキサーやフードプロセッサーのように調理中に使う家電は、キッチン本体にコンセントがあったほうが便利です。
メーカーによっては、キッチン本体にコンセントを備えた商品もあるので、必要に応じて検討してみましょう。

画像出典:LIXIL
3-4. 水はね、油はね対策を考えた配置にする
アイランドキッチンには壁がないので、水はねや油はねを遮るものがありません。
近くにダイニングテーブルやソファがあると汚れてしまうことも。通路確保も兼ねて、アイランドキッチンの周囲には家具を置かないようにしましょう。
アイランドキッチンには、コンロ前とシンク前に設置できるパネルも用意されているので、設置することをおすすめします。床材は汚れることを想定し、清掃性の良いものを選びましょう。
また、キッチンのレイアウトを工夫する方法もあります。
シンク側をアイランドキッチンにし、コンロ側を壁付けにする「セパレート型」にしたり、対面側に収納のあるタイプを選んだり、油はね対策と同時にリビングの機能性を上げることも可能です。

画像出典:LIXIL
このようにアイランドキッチンへのリフォームは、単なるキッチンリフォームでなく、LDK全体の快適性や機能性を上げるチャンスでもあります。
では、キッチンリフォームはもちろん、間取り変更や動線計画まで対応できるリフォーム会社をご紹介しています。ぜひお気軽にご相談ください。
4.【間取り付き】アイランドキッチンにリフォームした事例
アイランドキッチンへのリフォームは、間取り変更を伴う場合と伴わない場合があります。
リフォーム前と後の間取りを見ながら、動線や使い勝手がどのように変わったのか想像してみましょう。
4-1.LDKを拡張してアイランドキッチンにリフォーム
after

閉鎖的な独立式のL型キッチンをアイランドキッチンにリフォームした事例です。
和室をLDKに取り込むことで、アイランドキッチンを置いても余裕のある広さになりました。
回遊性の良さはキッチンだけにとどまらず、洗面室やウォークスルークローゼットへのアクセスも抜群。家事がはかどる間取りになりました。
出典:https://www.8044.co.jp/gallery/1096
4-2.キッチンの向きを変えてアイランドキッチンにリフォーム


一般的なカウンターキッチンからアイランドキッチンにリフォームした事例です。
キッチンの向きを変えることで、間取り変更をせずにアイランドキッチンを実現しています。
キッチンの正面にダイニングとソファをレイアウトし、家族とコミュニケーションを楽しめるキッチンになりました。
出典:https://www.artreform.com/example/11693/
4-3.シンク部だけをアイランドキッチンにリフォーム


L型の対面式キッチンを、部分的にアイランドキッチンにリフォームした事例です。
シンク部だけをアイランドキッチンとして独立させ、コンロ部は壁側に配置。
キッチンを二列型(セパレート型)にレイアウトすることで、アイランドキッチン周りの通路幅をしっかり確保しています。
一般的なアイランドキッチンとはレイアウトが少し異なりますが、省スペースにアイランドキッチンを実現した成功事例です。

