◆日本で巻き起こる“疲労回復ブーム”

コンサル大手マッキンゼーを経て現在はIT企業を経営する男性(49歳)が話す。
「マッキンゼー時代は自動車担当で、深夜にもドイツ側のクライアントとのミーティングがあったので、毎日4〜5時間睡眠。当然、体は疲れが溜まる一方なので、さまざまな健康法を試してきた。
リカバリーウェアは当然のように愛用しているし、枕はスタンフォード式睡眠のメソッドを集約して『限られた睡眠時間でも究極の疲労回復』を謳う高級品をチョイス。どんなに疲れていても、湯船に浸かって寝るようにして睡眠の質を上げました。
昨年からは、インド発祥の『シャクティマット』も愛用しています。ヒノキ系のお香をたきながらマットに20分ほど横たわると、最高にリラックスできて、翌朝の疲労感が解消されるんです」
◆“快眠ルーティン”を作り上げた
この男性は、「完全に睡眠をコントロールできるようになった」とも話す。「体調管理や睡眠の質などを数値化できるスマートリングも愛用しているんです。眠りの深さなどが数値化されるので、それを見ながら深い眠りにつけた日の行動を振り返り、“快眠ルーティン”を作り上げた。会食は遅くとも21時までに終え、帰宅後にお風呂に入り、読書時間を挟んでからシャクティマットでリラックスし、24時には床に入る。リカバリーは今や、私にとってゲームの攻略的位置づけです」
少々コアなリカバリーヲタクに見えるが……調べるとSPA!編集部にもリカバリーウェアの愛用者は無数にいた。なぜ、これほどのブームが起こったのか? 同ウェアの元祖「VENEX」の開発に携わり、「休養学」を日本に浸透させた日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹氏が解説する。

