◆「ダラダラ飲み」が引き金に。夏休みに激増するむし歯リスク習慣
大人がデスクワーク中にスポーツドリンクを「ちびちび飲み」することでも、歯が酸にさらされる時間が長くなり、酸蝕歯のリスクが高まります。この「少しずつ何度も飲む」という習慣は、子どものむし歯でも大きな問題になります。夏休みは学校がない分、生活リズムが乱れやすい時期です。「今日は特別だから」と、ついジュースやアイスを口にする機会が増える家庭も多いでしょう。しかし、その「少しの油断」が積み重なることで、むし歯のリスクは高まります。
特に注意したいのが、「ダラダラ食べ」「ダラダラ飲み」です。夏休みは家でゲームや動画を見る時間が増え、ジュースやお菓子を手元に置いたまま、少しずつ口にし続けてしまうことも少なくありません。これは、むし歯菌に何度も栄養分を与え続けることになり、むし歯のリスクを高める原因になります。大人の「ちびちび飲み」が酸蝕歯につながるように、子どもの「ダラダラ飲み」はむし歯のリスクを高める習慣なのです。
また、夏休みは夜更かしや朝寝坊などで生活リズムが崩れやすく、歯磨きを忘れたり、ジュースを飲んだまま寝てしまったりすることもあります。寝ている間は唾液の分泌が減るため、むし歯菌が活動しやすくなります。「夜はむし歯ができやすい時間」と覚えておくとよいでしょう。
◆スポーツドリンクは「飲まない」のではなく「飲み方」が大切

一方で、公園遊びや室内で過ごす程度の活動であれば、水やお茶で十分なことも少なくありません。大切なのは、「必要なときに、必要な量を飲む」ことです。「熱中症対策だから」と毎日飲ませ続ける必要はありません。
また、スポーツドリンクを長時間かけて少しずつ飲み続ける「ちびちび飲み」は避けましょう。子どもの場合も同様で、水代わりに持ち歩いて何度も飲む習慣は、むし歯のリスクを高めてしまいます。飲んだ後は水やお茶を飲んで口の中を流したり、帰宅後は歯磨きをしたりするだけでも、むし歯予防につながります。

